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虹彩認識

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/09/19 18:52 UTC 版)

虹彩とは、瞳孔のまわりの色のついた部分。その上を覆う角膜は透明なので見えない。

虹彩認識(こうさい にんしき)(: Iris recognition)とは、生体認証技法の1つで、個人の虹彩の高解像度の画像にパターン認識技術を応用して行われる。虹彩認証(こうさい にんしょう)とも。網膜スキャンとは異なる。虹彩の複雑な模様を画像として得るため、角膜からの鏡面反射をなるべく起こさないよう、かすかな赤外線照明を用いてカメラで撮影する。その画像をデジタルに変換し、数学的処理を施すことで、個人に固有な特徴を抽出する(これをデジタルテンプレートと呼ぶ)。

虹彩認識の認識力は、眼鏡やコンタクトレンズをしていてもほとんど落ちない。ほとんどの個人に適用可能な生体認証技術であり、1度デジタルテンプレートを作成すれば、外傷などを負わない限り、生涯に渡って利用可能である。

虹彩認識を実現するには、高精細な画像撮影技術と1対多マッチングの技術(高速な比較技法)が必要とされ、John G. Daugman(ケンブリッジ大学コンピュータ研究所)がこの分野の基本特許を取得している。それを利用して韓国のLG電子が虹彩認識システム(IrisAccess)を設計開発し、それが商用化の端緒となった。Daugman のアルゴリズムは、(2006年現在の)商用虹彩認識システムのほとんどすべてで利用されている。誤認率は極めて低く、実際に Daugman のアルゴリズムで別人の虹彩を同一と判定した例は知られていない。評価では(比較のために)マッチングしきい値が 10-3 から 10-4 とされた[1]。IrisCode の相違認識率は、指一本での指紋認証とほぼ同程度とされている[2]




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