虹をわたる風船とは? わかりやすく解説

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虹をわたる風船

原題:il Venditore di Palloncini
製作国:イタリア
製作年:1974
配給:日本ヘラルド映画
スタッフ
監督:Mario Gariazzo マリオ・ガリアッツォ
脚本:Luisa Montagnana ルイザ・モンタニャーナ

Massimo Franciosa マッシモ・フランシオーサ
撮影:Claudio Racca クラウディオ・ラッカ
音楽:Stelvio Cipriani ステルヴィオ・チプリアーニ
字幕監修:岡枝慎二 オカエダシンジ
キャスト(役名
Renato Cestie レナート・チェスティ (Giacomino)
James Whitmore ジェームズ・ホイットモア (Antonio
Marina Malfatti マリナ・マルファッティ (Maria
Cyril Cusack シリル・キューサック (Balloon Vendor
解説
大人たちの身勝手な愛のために死に追いやられた少年健気な愛を描く。監督マリオ・ガリアッツォ脚本ルイザ・モンタニャーナマッシモ・フランシオーサ共同撮影クラウディオ・ラッカ音楽ステルヴィオ・チプリアーニ各々担当出演レナート・チェスティジェームズ・ホイットモアマリナ・マルファッティなど。
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
ミラノのとある小さな町公園から、今日明る笑い声聞こえてくる。ジャコミーノ少年レナート・チェスティ)がひらく人形芝居楽しんでいる人々の声だ。ジャコミーノが小さな体で大人顔負け仕事をするのには深い訳があった。そう、あれはジャコミーノがまだ四つ五つの頃だった。若くてきれいな母マリアマリナ・マルファッティ)が、一緒に働いていた劇団の男と駈け落ちをしてしまったのだ。母のいなくなった意味を悟るにはまだ幼なすぎたジャコミーノは、お母さんいつかきっと帰ってくると信じていた。だが妻に裏切られた父アントニオジェームズ・ホイットモア)は、その日から酒にいり浸るようになったぼろぼろになっていく父を見て、ジャコミーノは健気にも「お母さん帰ってくるまではボクしっかりしてなければ」と心に誓った生計のあてがなくなった父の代りにジャコミーノは、いつか母の出演したミュージック・ホール見てとても楽しかった人形芝居始めることにしたのだ。まだもの心つかぬ息子残して若い男駈け落ちしてしまった母。妻に去られ絶望うちひしがれる父。--そんな苛酷な境遇にもめげず、ジャコミーノは父を思いやり一方でおぼろげながらもいつか触れた母の優しいぬくもり求め続ける。そんなある日、ジャコミーノは突然の病い倒れる。父をはじめ町の人々はジャコミーノを励まし一生懸命に回復を願うが、運命苛酷だったアントニオ看護婦はいった。「ジャコミーノはお母さんにとても会いたがってます。それと大切な宝物お父さんあげたいのだそうですお父さんのために貯めたお金そうです」。アントニオその日から懸命にマリアを捜し始めた風の噂ミラノ歓楽街必死に捜し回ったマリア売春宿にいた。売春婦零落した女を、今は責める気もなかった。懐かしい母の胸を濡らすジャコミーノ。だが余り過労に幼い体は、すでに不治の病魔に深くむしばまれていたのだ。父母始め町の人々はジャコミーノの一番の願いであるサーカス見物叶えてあげた。生まれて初め父と母とすごす幸せな時間束の間、ジャコミーノは人々の優しい眼差し見守られながら、深い眠りについた



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