やぶ‐でまり【×藪手×毬】
やぶでまり (藪手毬)
●わが国の固有種で、本州の太平洋側から四国、九州に分布しています。山地の谷筋などに生え、高さは6メートルほどになります。水平に枝を伸ばすのが特徴です。葉は楕円形から広楕円形で対生し、葉縁まで伸びる側脈が目立ちます。5月から6月ごろ、枝先に散形花序を出し、小さな両性花とそのまわりに白い装飾花を咲かせます。名前は花序のかたちが毬に似ているところから。果実は核果で、8月から10月ごろ熟して、赤色から黒色に変わります。
●スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木で、学名は Viburnum plicatumvar. tomentosum。英名は、Japanese snowball。
ガマズミ: | 男ようぞめ 白山木 肝木 藪手毬 |
コルクウィチア: | コルクウィチア・アマビリス |
スイカズラ: | ハニーサックル モンゴルハニーサックル |
藪手毬
藪手毬
ヤブデマリ
(藪手毬 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 15:15 UTC 版)
ヤブデマリ(藪手毬[3]、薮手毬、学名: Viburnum plicatum var. tomentosum )は、ガマズミ科[注 1]ガマズミ属の落葉低木。和名は薮のような場所に生え、花序が丸いことに由来する[4]。
注釈
- ^ 最新のAPG体系ではガマズミ科 (Viburnaceae) に分類される。ガマズミ科が2017年に採択される以前の古いAPG体系ではレンプクソウ科 (Adoxaceae) 、クロンキスト体系や新エングラー体系ではスイカズラ科 (Caprifoliaceae) に分類されることもある[1]。
出典
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Viburnum plicatum Thunb. var. tomentosum Miq. ヤブデマリ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月28日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Viburnum plicatum Thunb. f. tomentosum (Miq.) Rehder ヤブデマリ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 29.
- ^ a b c d e f g h i j k l 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 70.
- 1 ヤブデマリとは
- 2 ヤブデマリの概要
- 3 脚注
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