薬玉とは? わかりやすく解説

くす‐だま【薬玉】

読み方:くすだま

種々の香料詰めた錦(にしき)の袋に薬草造花をつけ、長い5色の糸を垂らした飾り物不浄払い邪気避けるものとして、端午の節句などに飾った中国の風習輸入されたもの。くすりの玉。続命縷(しょくめいる)。長命縷。《 夏》「—の人うち映えてゆききかな/虚子

造花などで1似せて作った飾り物の玉。式典祝い事などに用い、割ると中からハト紙吹雪が出るものもある。飾り花


薬玉


くすだま 【薬玉】

香料を玉にして錦の袋に入れ、糸や造花で毬状にして飾ったもの。悪病払い長寿願って端午の節句などにや壁にかけた。現在では紙吹雪テープなどを入れて式典などに使用元来中国のもので(続名縷・長命縷五色縷などと呼ぶ)平安初期には日本渡来しており、宮中では五月五日にこれを下賜するならわしがあった。

薬玉

作者杉本苑子

収載図書代表作時代小説 40(平成6年度)
出版社光風出版
刊行年月1994.5

収載図書天智帝をめぐる七人
出版社文芸春秋
刊行年月1994.5

収載図書剣の意地 恋の夢―時代小説傑作選
出版社講談社
刊行年月2000.9
シリーズ名講談社文庫


薬玉

読み方:クスダマkusudama

邪気を払うものとして家具身体につけたもので五月五日用いた

季節

分類 人事


薬玉

読み方:クスダマkusudama

作者 吉岡実

初出 昭和58年

ジャンル 詩集


くす玉

(薬玉 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/04 17:24 UTC 版)

くす玉(薬玉、久寿玉、くすだま)は、原義ではや薬草香草香料を錦の袋に詰めて、その袋に造花などで飾り付けし、五色の糸でたらした入れ物で延命長寿、無病息災の願いが込められている[1]。現在ではイベント用の装飾、特に割り玉を指す。また、紙で作られた同形の花を球体に貼り合せた立体の折り紙を指すこともある。


  1. ^ 「年中行事事典」p270 1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版
  2. ^ a b つがわみお 著 『誰でもかんたんにできる くす玉ユニット折り紙』p.4、日本文芸社、2013年


「くす玉」の続きの解説一覧

薬玉(くすだま)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 20:16 UTC 版)

「簪」の記事における「薬玉(くすだま)」の解説

つまみかんざし一種で、布製(本来は正絹)の花弁作った薬玉のような丸い形の飾り付いた簪。十代少女が使う。

※この「薬玉(くすだま)」の解説は、「簪」の解説の一部です。
「薬玉(くすだま)」を含む「簪」の記事については、「簪」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「薬玉」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「薬玉」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「薬玉」の関連用語

薬玉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



薬玉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのくす玉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの簪 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS