葛文王とは? わかりやすく解説

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葛文王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 15:48 UTC 版)

葛文王(かつぶんおう)は、新羅における王族の称号のひとつ。『三国史記』からは、王位にはつけなかった王の父や王の舅などに尊称として与えられたものと考えられている。発生の経緯や機能については未詳であり、新羅本紀に見られる最も早い封号の例は第7代逸聖尼師今15年(148年)のことであり、「新羅での王の追封はすべて葛文王と称されるが、その意味はよくわからない」と分注にも記されている。[1]また、『三国史記』職官志には「名称はしばしば現れるが、初めて設置された時期や位の高下のわからないもの」の筆頭として記されている[2]


  1. ^ 『三国史記』巻一・新羅本紀・逸聖尼師今紀:十五年。封朴阿道為葛文王。【新羅追封王。皆称葛文王。其義未詳。】
  2. ^ 『三国史記』巻四十・職官志下:其官銜見於雑伝記。而未詳其設官之始及位之高下者。書之於後。葛文王、検校、尚書、左僕射、上柱国、知元鳳省事、興文監卿、太子侍書学士、元鳳省待詔、…(後略)


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