華夷とは? わかりやすく解説

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か‐い〔クワ‐〕【華×夷】

読み方:かい

《「」は中国、「夷」はえびす》中国からみて、中国外国文明の地と野蛮未開の地


中華思想

(華夷 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 00:14 UTC 版)

中華思想(ちゅうかしそう)は中華天下(世界)の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する思想・価値観・道徳秩序を指す。漢民族が古くから持っていた自民族中心主義である[1]


注釈

  1. ^ 以下、竹内の引用する説文解字の説や、歴史上の文献により概略を述べる。

出典

  1. ^ a b c d 百科事典マイペディア[要ページ番号]
  2. ^ a b 華夷思想 - 世界大百科事典 第2版”. コトバンク. 2021年8月28日閲覧。
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  4. ^ 京都大学文学部東洋史研究室編『東洋史辞典』(初版)東京創元社、1971年3月1日、103-104頁。 「華夷思想」項
  5. ^ a b c d e デジタル大辞泉[要ページ番号]
  6. ^ 応地利明「<知の先達たちに聞く(5) : 応地利明先生をお迎えして>大同生命地域研究賞受賞記念講演会 インドと中国 : それぞれの文明の「かたち」」『イスラーム世界研究』第5巻第1-2号、京都大学イスラーム地域研究センター、2012年2月、88-118頁、doi:10.14989/161191ISSN 1881-8323 
  7. ^ 竹内実『中国の思想』NHKブックス、1999年。 
  8. ^ 陳舜臣の説。[要文献特定詳細情報]
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  11. ^ 『荀子』「正論」
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  13. ^ 後藤多聞『ふたつの故宮』NHK出版
  14. ^ 小島毅『宋學の形成と展開』,東京:創文社,1990。[要ページ番号]
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  20. ^ 于紅 2002, pp. 81.
  21. ^ 于紅 2002, pp. 81–82.
  22. ^ 于紅 2002, pp. 85.
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  27. ^ 狩野君山[要文献特定詳細情報]山本七平『現人神の創作者たち』の説
  28. ^ このような朝鮮の態度から中国は朝鮮を「小中華」と呼んだ。小中華という言葉は17世紀に文献上に初出するが、そこには「ああ、我が国は海の辺隅にあり、国土は狭小ではあるが、礼教・音楽・法律・制度、衣冠(身分秩序)・文物(文化の産物)、ことごとく中国の制度にしたがい、人倫は上層ではあかるく、教化は下のものに行われた。風俗の美は中華をひとしくなぞっている。華人(中国人)はこれを称して小中華という。」(『童蒙先習』総論末尾、1699年本、粛宗王序・宋時烈跋文)と書かれている。
  29. ^ 『大越史記全書』本紀2:李太祖 頂天元年(1010年)の「史臣呉時仕日」
  30. ^ 『大越史記全書』本紀5:陳仁宗 紹宝7年(1285)2月
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  33. ^ a b c d 古田元夫:『ベトナムの世界史』,東京大学出版会,1995。
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  35. ^ 論香港人之身份(戴毛畏) - 熱新聞 YesNews
  36. ^ 大中華主義
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  44. ^ “如果統一就是奴役...劉曉波論臺灣、香港及西藏”. 商業周刊中国語版. (2017年7月14日). オリジナルの2017年7月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170716120725/http://www.businessweekly.com.tw/article.aspx?id=20256&type=Blog 
  45. ^ 宮家邦彦『語られざる中国の結末』、PHP新書。その要約


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