草川
疏水の概要 | ||
■疏水の所在 栃木県さくら市草川地内 ■所在地域の概要 鬼怒川に水源を求めた九つの用水関係者が昭和28年に鬼怒川中部土地改良区連合を設立し、国営事業として建設された7kmに及ぶ草川幹線水路の一部。 ■疏水の概要・特徴 草川用水は、1700年以前、上流大宮村地内から流下する「松川」が大久保村を過ぎ押上に入ってから「水神川」と呼ばれた。 その当時は水路らしい形跡がなく、草原の窪地を自然流下し水田にかんがいしていたため、「草川」と称した。 明治から大正にかけて開田が盛んとなり、用水量不足を告げていたが、明治35年の大暴風により鬼怒川が氾濫し、水路の形跡が失われたため、明治41年に草川普通水利組合を結成し、向川原の鬼怒川直結の取水口を設け、水路の改修・拡大により今日の姿になった。鬼怒川に取水口を求めたことは、今日のように鬼怒川上流にダムが整備されていない時代、度重なる氾濫による被害も大きく、その復旧作業には莫大な労力が費やされた。 |
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