茶運び人形
茶運び人形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 05:37 UTC 版)
座敷からくりの代表作。お茶を入れた茶碗を人形が持った茶托に乗せるとお客のいる所までお茶を運び、客が茶碗を取ると停止する。お茶を運ぶ距離は予めセットする。客が茶を飲み、空になった茶碗を茶托に戻すと、踵を返して茶碗を元の場所まで運ぶ。ぜんまいと歯車、カム、棒てんぷでその動きを制御する。現在良く知られる茶運び人形は細川半蔵著の『機巧図彙』から復元されたものである。ただし現在各地に残る茶運び人形は機構上、『機巧図彙』で解説されるものとは異なるところがあり、『機巧図彙』に沿って制作された江戸時代のものは確認されていない。 昭和57年(1982年)には日本模型からプラスチック製の茶運び人形が発売された。平成14年(2002年)11月には「学研の大人の科学シリーズVol.8」で発売され、平成19年(2007年)6月29日に発売された大人の科学Vol.16ではミニ茶運び人形が付録についた。
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