【艦対空ミサイル】(かんたいくうみさいる)
Ship to Air Missile (SAM)
航空機や対艦ミサイルを攻撃するため艦艇から発射されるミサイル。
現在、艦隊防空の主要兵器で、空対空ミサイルや地対空ミサイルを改良してつくられるものも多い。
長距離用として開発されたものにRIM-8Gタロス、S-300F(SA-N-6)、中距離用としてRIM-2F、RIM-67スタンダード、短距離用として、RIM-66スタンダード、RIM-24Bターター、RIM-7シースパロー、AIM-9を原型としたRIM-116が有名だが、時代の違いにより、射程による分類の基準は極めて曖昧である。
短距離ミサイル「RIM-24B」の後継として開発されたRIM-66が、かつて「中距離ミサイル」として使用されたRIM-2Fの射程を優に上回るなどの現象もおきている。
各国の主な艦対空ミサイル
- アメリカ
- RIM-2 テリア
- RIM-7 シースパロー
- RIM-8 タロス
- RIM-24 ターター
- RIM-46 シーモーラー
- RIM-50/55タイフォン
- RIM-66/67 SM-1MR/ER
- RIM-66/67 SM-2MR/ER
- RIM-116 RAM
- RIM-162 ESSM
- RIM-2 テリア
- ソ連/ロシア
- 4K90 M-1 ヴォルナー(SA-N-1)
- S-75M-2 ヴォールホフM(SA-N-2)
- M-11 シュトルム(SA-N-3ゴブレット)
- 9K33M オサーM(SA-N-4ゲッコー)
- 9K32 ストレラ2(SA-N-5グレイル)
- S-300F フォールト(SA-N-6グランブル)
- 3K90 M-22「ウラガーン」(SA-N-7ガドフライ)
- 9M36 グレムリン(SA-N-8)
- 3K95 キンジャール(SA-N-9ガーントレット)
- 9M311K グリスン(SA-N-11)
- 3K37 ヨーシュ(SA-N-12)
- 中国
- 欧州共同
- アスター15/30
- アスター15/30
- フランス
- イギリス
- イタリア
- イスラエル
- 南アフリカ
艦対空ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 00:53 UTC 版)
艦対空ミサイル(かんたいくうミサイル、英語: ship-to-air missile, SAM)は、艦船から空中目標に発射されるミサイル。
- 1 艦対空ミサイルとは
- 2 艦対空ミサイルの概要
- 3 概要
- 4 近接防空ミサイル
- 5 参考文献
- 6 関連項目
艦対空ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:05 UTC 版)
「ターター・システム」の記事における「艦対空ミサイル」の解説
詳細は「RIM-24 (ミサイル)」および「スタンダードミサイル」を参照 ターター・システムはもともと、その名の通り、対空ミサイルとしてはRIM-24ターターを使用していた。その後、ターターは改良型ターター(Improved Tartar: IT)を経て、RIM-66スタンダード1型(SM-1MR)に発展した。これはいずれもセミ・アクティヴ・レーダー・ホーミング方式で、射程はRIM-24Aターターで16.1km、RIM-66B SM-1MRで46kmである。 その後、NTU改修を受けた艦は、新型のスタンダード・ミサイル2型(SM-2)の運用が可能になった。これは、発射してから目標に接近するまでの中途航程に慣性誘導・指令誘導を導入している。飛翔中のミサイルは慣性誘導によってコースをとり、目標に動きがあったときは適宜、AN/SYR-1コミュニケーション・リンクより指令誘導を受けることになるので、射撃管制装置はその間ほかのミサイルを誘導することができる。これによって、射撃管制装置の数以上の目標を同時に攻撃できることになったほか、より効率的な飛翔ルートをとれるようになったため、射程も増大している。
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艦対空ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 07:21 UTC 版)
AWSでは、従来のターター・システムで用いられていたSM-1MRをもとにプログラマブルなオートパイロットを導入し、指令誘導に対応した改良型であるSM-2MRが採用された。SM-2の場合、発射されるとまずオートパイロットの慣性航法装置(INS)によってコースをとり、目標に動きがあったときはSPY-1レーダーからの指令誘導を受けることになるので、最終のセミ・アクティヴ・レーダー・ホーミング誘導に切り替わるまでの間、AN/SPG-62イルミネーターはほかのミサイルを誘導することができる。これによって、射撃指揮装置の数以上の目標を同時に攻撃できることになり、同時に対処できる目標の数が飛躍的に増加した。 その後、ベースライン5では長射程型のSM-2ERブロックIV、ベースライン9ではこれをもとにアクティブ・レーダー・ホーミング(ARH)誘導装置を導入したSM-6にも対応した。またベースライン6では、逆に個艦防空用のESSMの運用にも対応している。
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艦対空ミサイル(SAM:英: ship-to-air missile)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 06:48 UTC 版)
「ミサイル」の記事における「艦対空ミサイル(SAM:英: ship-to-air missile)」の解説
艦船から発射される対空ミサイル。個艦防空用の短射程ミサイルと艦隊防空用の長射程ミサイルに分けられる。
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艦対空ミサイル(SAM)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 23:04 UTC 版)
「S-300F フォールト」の記事における「艦対空ミサイル(SAM)」の解説
当初は5V55RMが採用された。これは、陸軍用のS-300PS向けに開発されていた5V55Rを艦載化した新しいものであるが、実際の就役はこちらが先行することになった。その後、射程・射高を拡大するとともに高速化し、限定的ながらミサイル防衛能力を付与した48N6Eが実用化された。これは最大でマッハ9までの目標と交戦できるとされている。
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「艦対空ミサイル」の例文・使い方・用例・文例
- スタンダードミサイルという艦対空ミサイル
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