船中八策とは? わかりやすく解説

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せんちゅう‐はっさく【船中八策】

読み方:せんちゅうはっさく

慶応3年(1867)坂本竜馬起草させた新国家構想長崎から上洛中、土佐藩船中後藤象二郎示したものとされ、朝廷への政権奉還二院制議会設置外国との不平等条約改定憲法制定海軍拡張など8か条からなる。後にこの構想は、大政奉還明治政府五箇条の御誓文となって引き継がれた。


船中八策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 14:15 UTC 版)

船中八策(せんちゅうはっさく)は、土佐藩脱藩志士坂本龍馬江戸時代末期(幕末)の慶応3年(1867年)に新国家体制の基本方針を起草したとされる、創作上の[1]である。


注釈

  1. ^ この内容は青山忠正「文体と言語 坂本龍馬書簡を素材に」『明治維新の言語と史料』清文堂出版、2006年、p.162からの引用[8]
  2. ^ 初の本格的な龍馬の伝記として知られる坂崎紫瀾の『汗血千里駒』には、「船中八策」に該当する記述はない[10]
  3. ^ 現在の東京新聞とは別の新聞[11]
  4. ^ 原典では「伝」は正字体。
  5. ^ 知野は、その後の展開から、龍馬が長崎を出発する前ではないかとする[12]
  6. ^ ただし、知野は岡部の発案ではなく、それに先だって使われるようになっていたのではないかと推論している[18]
  7. ^ 「約定の大綱」と「約定書」は「原案と正本」という関係にあり、本来は両方の条文を並べるのは不適切である。

出典

  1. ^ “坂本龍馬は教科書に必要か 大政奉還や薩長同盟、史実は”. 朝日新聞デジタル. (2018年1月10日). https://www.asahi.com/amp/articles/ASL174FXXL17UWPJ003.html 2021年10月23日閲覧。 
  2. ^ 町田明広 2019, pp. 235–236.
  3. ^ 砂田弘 『明治維新の原動力 坂本竜馬』 講談社<火の鳥伝記文庫>、1985年、p.195他
  4. ^ a b 知野文哉 2013, pp. 21–23.
  5. ^ 松浦 2008, p. 145
  6. ^ 松浦 2008, p. 187
  7. ^ 知野文哉 2013, p. 13.
  8. ^ 知野文哉 2013, p. 291.
  9. ^ 知野文哉 2013, pp. 56–59.
  10. ^ 知野文哉 2013, pp. 54–56.
  11. ^ 明治・大正・戦前主要新聞系統図 (PDF) - 国立国会図書館(現在の東京新聞につながる新聞には明治30年(1897年)時点で「東京新聞」という新聞はない)
  12. ^ a b 知野文哉 2013, pp. 60–62.
  13. ^ 知野文哉 2013, pp. 62–65.
  14. ^ a b 知野文哉 2013, pp. 66–68.
  15. ^ 知野文哉 2013, p. 69.
  16. ^ 知野文哉 2013, p. 73.
  17. ^ a b c 知野文哉 2013, pp. 76–79.
  18. ^ 知野文哉 2013, p. 83.
  19. ^ 知野文哉 2013, pp. 80–81.
  20. ^ 知野文哉 2013, p. 85.
  21. ^ 知野文哉 2013, pp. 48–51.
  22. ^ 知野文哉 2013, p. 17.
  23. ^ 知野文哉 2013, pp. 102–110.
  24. ^ a b 町田明広 2019, pp. 226–236.
  25. ^ 知野文哉 2013, p. 28.
  26. ^ 知野文哉 2013, pp. 29–22.


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