船型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:34 UTC 版)
上記以外に世界各地を航行するとき利用する国際運河、海峡などの規模により制限されることもあり、以下に主な船型制限値を記す。 運河などによる船型制限値名称全長全幅喫水最大高備考シーウェイマックス 226.0m 24.0m 7.92m 35.5m セントローレンス海路(北米五大湖)における制限値 パナマックス 294.1m 32.3m 12.0m 57.91m ニューパナマックス 336.0m 49.0m 15.2m 59.91m 2016年6月26日以降運用開始の新運河のみ航行可能制限ほかにポストパナマックス、ネオ〜、オーバー〜とも表記されるがいずれもパナマックス制限超過の意味合いが強い スエズマックス 77.5m 20.1m 68.0m 無閘門のため全長制限は無全幅、喫水は制限最大値幅、喫水の制限値は比例して変わる マラッカマックス 333.0m 60.0m 20.5m 海峡のため高さ制限は無 チャイナマックス 360.0m 65.0m 24.0m 中国の主要貨物ターミナル港で運用できる制限
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船型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/02 00:38 UTC 版)
船体は遠洋漁船と大きな違いはなく、構造も逓信省の規定に準じて設計された。ただ敷設任務のために漁船とは以下のような違いがあった。船首は訓練時の機雷の揚収の為に前方へ鋭く張り出し、同様の理由で舷側の揚収部分にはフレアが無く、そのため船首舷側部分にはナックルが付けられた。また船体後部は機雷敷設の為に大きく張り出し、敷設軌道を左右に1組ずつ装備した。船体幅は軌道上に機雷を搭載した場合に乗員が通行できる最小の幅になっていた。 漁船では船艙の相当する船橋前方の部分は前部が兵員室、後部が機雷庫に当てられた。前部マストには1.5トンデリック1本が装備され、機雷庫への機雷の取り入れ、取り出しと訓練時の機雷の揚収用も兼用した。また機雷を搭載しない場合は、爆雷と大掃海具が搭載可能なような汎用艇となっていた。 兵装は前部に8cm単装高角砲1門を装備したが、この程度の船型としては重武装だった。13mm連装機銃は煙突後方に装備した。大戦中に単装機銃が増備され、13mm機銃は25mm機銃に換装されたとも言われる。
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船型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/24 15:35 UTC 版)
日本海軍がこの時点で保有していた敷設艇(敷設特務艇)の「測天型」が雑役船形式の船だったのに対し、本型は排水量はほぼ同じであるが、タイプシップを第1号型掃海艇として入念な設計がされた。 船体は基本的に平甲板型で、船首に約4mの短いシェルターデッキを設けた。船体中央の断面は水線上で最大幅となり上に向かって幅が減少するタンブルホームを有していたが、更にその上にはフレアを付けて上甲板で再び最大幅になる複雑な形状になっていた。また上甲板舷側には高さ600mmのブルワークを設けた。これは捕獲網搭載のための配慮と言われている。 機関はボイラー2基、レシプロ2基でそれぞれを1室ごとに収め、缶室(ボイラー室)の前後に石炭庫を、舷側部に重油タンクを設置した。 主砲の8cm高角砲は船橋の前に1段高くフラットを設けて設置し、上甲板の作業を妨げないようにした。13mm単装機銃は後部マスト直後の上構上に設置されている。捕獲網は船体後部下方に網庫を設けて格納し、後甲板には網の設置台があった。捕獲網を搭載しない場合は上甲板に機雷80個を搭載でき、両舷に機雷運搬軌条を設けていた。また船首シェルターデッキ上にデリックを設け、機雷や網の揚収に使用した。 乗員は平時にあっては局地防御用として湾口付近で使用するため、少数の人数で居住区もできるだけ簡素な艤装とし、戦時には前進基地へ進出するため、平時の2倍近くの乗員の居住ができるようにしていた。 問題点もあって、吃水が浅くて重心が高く、その後に復元性能が問題になる日本海軍小艦艇の始まりとなる艇の1隻だった。そのため友鶴事件後には本型も舷側ブルワークの撤去、煙突やマストの短縮、深さ450mmのバラストキールを装着、艦底にバラスト55トンを搭載するなどの復元性能改善工事を施した。また同時にビルジキールを増大させている。 大戦中は兵装増備も実施されたと思われる。1944年11月での「燕」は、13mm単装機銃に代わり25mm連装機銃を装備、その他25mm単装機銃4挺を増備したとされる。
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