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舘岡誠二

舘岡誠二の俳句

なまはげの面をかぶると百里見え
ふるさとの火種をもらい渡り鳥
ゆきずりに野武士のような蕨狩り
ゆきづまるときは妻とのかき氷
ナマハゲの藁をつかんで眠る海女
代掻きの親みえる場所昼の月
信長の映画みたあと防寒帽
冬くれば芝居一座が男鹿に立つ
名刀展見てみちのくの早い冬
喪が明けて田植えの足を拭く女
家ごとに格言をもち夏燕
弘前に酒ぐっと飲む花守
昼の灯に酒豪が集い注連作り
水郷の父の大地に螢の点
父の絵の龍神われも夏の水
牛飼いの啞々子の命日十二月
秋蟬や菅江真澄の頭痛薬
釘ひろう癖の男が雪の原
雁が来る同姓村の絵ろうそく
雁が音や姑の遺した湿布薬
雁が音や酒酔いやすい尺八師
雁行や町の鍛冶屋の兄おとと
 





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