肥前石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/26 23:33 UTC 版)
肥前石(ひぜんせき、 hizenite-(Y))は2013年に発表された日本産新鉱物で、九州大学に所属する鉱物学者の高井康宏と上原誠一郎により、佐賀県唐津市の玄武岩から発見された[1]。 化学組成はCa2Y6(CO3)11•14H2Oで、斜方晶系。含まれる希土類元素がイットリウムを主としていることから、学名には -(Y) を付けることが決められている。発見地域の古い地名から命名された。発見者たちは同時にイットリウムラブドフェンも報告している。
- ^ Takai, Y. and Uehara, S. (2013): Hizenite-(Y), Ca2Y6(CO3)11•14H2O, a new mineral in alkali olivine basalt from Mitsukoshi, Karatsu, Saga Prefecture, Japan. Jour. Mineral. Petrol. Sci., 108, 161-165.
- ^ 高井康宏「佐賀県東松浦玄武岩に産する新鉱物・肥前石」『岩石鉱物科学』第48巻第1号、日本鉱物科学会、2019年、51-53頁、doi:10.2465/gkk.190104、ISSN 1349-7979。
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