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しょうぼう しやうぼう 【聖宝】



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聖宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/01 23:39 UTC 版)

Dharma Wheel
密教
仏教
金剛乗仏教
時代・地域
初期 中期 後期
インド チベット 中国 日本
主な宗派(日本)
東密
※は、「真言宗各山会」加入
- 古義真言宗系 -
高野山真言宗
東寺真言宗
真言宗善通寺派
真言宗醍醐派
真言宗御室派
真言宗大覚寺派
真言宗泉涌寺派
真言宗山階派
信貴山真言宗
真言宗中山寺派
真言三宝宗
真言宗須磨寺派
真言宗東寺派
- 新義真言宗系 -
真言宗智山派
真言宗豊山派
新義真言宗
真言宗室生寺派
- 真言律 -
真言律宗
台密
〈日本〉天台宗
信仰対象
如来 菩薩 明王
経典
大日経 金剛頂経
蘇悉地経 理趣経
思想 基本教義
即身成仏 三密 入我我入
曼荼羅 護摩
東密
古義 (広沢流 小野流) 新義
関連人物
東密
金剛薩埵 龍樹
龍智 金剛智 不空 恵果
空海
真言律
叡尊 忍性 信空
台密
最澄 順暁 円仁 円珍
ウィキポータル 仏教

聖宝(しょうぼう、天長9年(832年) - 延喜9年7月6日(909年8月29日))は、平安時代前期の真言宗の僧。醍醐寺の開祖で、真言宗小野流の祖。また、後に当山派修験道の祖とされる。俗名は恒蔭王。天智天皇の6世孫にあたり、父は葛声王(かどなおう)という。諡号は理源大師。『古今和歌集』に歌1首あり[1]

空海の実弟真雅の入室弟子で、源仁(真雅の弟子)の付法弟子。出家から長い間三論宗を中心に南都諸宗を学び、元来、真言宗では傍流的位置にいたが、壮年期以降、本格的に受法して真言密教正嫡となり、宇多天皇の厚い帰依を受けて東寺長者僧正などの重職に昇った。貴顕社会との交流を重視した師真雅に対して、華美や権勢と一定の距離を置き、清廉潔白・豪胆な人柄として知られ、真雅在世中、真言宗で傍流的位置にとどまっていたことなどから、真雅との確執すらも言われている。また、役小角に私淑して吉野金峰山(きんぷせん)で山岳修行を行うとともに、参詣道の整備や仏像造立などで金峰山の発展に尽力した。これが後に、聖宝を役小角以降途絶えていた修験道の再興の祖とする伝承を生んだ。聖宝の著作と伝えられる修験道関係の書は、今日では、すべて聖宝に仮託して後世に書かれたものとみられている。


  1. ^ 『古今和歌集』巻十「物名」所収。春を主題に、最初の字を「は」、末尾を「る」とし、さらに「眺め」を掛詞にせよ、という難しい注文に応えた技巧的な歌である。
  2. ^ 現在、笠取山という名の山が、醍醐山東方のやや離れた場所にあるが、元来、笠取の地名はかなり広い領域をさしており、当時、醍醐山も笠取山と呼ばれた。
  3. ^ 初代座主真雅の没後、欠員となっていた。聖宝を選んだのは宇多天皇自身であったらしく、聖宝任命について諮問する真然への勅書が伝わっている。
  4. ^ かねてより東大寺と土地領有問題で争いがあった佐伯氏の氏寺佐伯院を、東大寺別当の道義が強引に解体し東大寺内に移築したのが前年7月。もともと佐伯院の荒廃が進んでいたこともあり、佐伯氏側は原状回復を断念し、佐伯氏に連なる真雅の門弟である聖宝に付属した。
  5. ^ 『聖宝僧正伝』、『古今著聞集』、『東大寺要録』、『元亨釈書
  6. ^宇治拾遺物語』巻十二
  7. ^ 『醍醐寺雑記』、『密宗血脈鈔』所引『真俗雑事記』
  8. ^ 当時まだ存在せず、延喜年間に観賢によって創建された。コスモス寺として知られる奈良の般若寺とは別。
  9. ^ 『醍醐寺雑記』、『密宗血脈鈔』所引『真俗雑事記』
  10. ^ 『醍醐寺縁起』、栄海『真言伝』。なお『元亨釈書』では、修験再興の祖とする点では同じだが、大蛇退治ではなく榛や葛を切り払いルートを開拓したことになっている。
  11. ^ 『東大寺要録』、『尊師御一期日記』、『元亨釈書』
  12. ^ 『醍醐寺縁起』
  13. ^ 『醍醐寺雑事記』。遍照がこのとき笠取山にほど近い花山寺(後の元慶寺)に住していたことなどから、一応の信憑性があるとされる。
  14. ^ 『醍醐寺縁起』
  15. ^ 『東大寺要録』


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