羽衣草

デジタル大辞泉

はごろも‐ぐさ【羽衣草】

読み方：はごろもぐさ

バラ科の多年草。まれに中部地方の高山に生え、高さ約30センチ。全体に毛があり、葉は心臓形で五〜七つに浅く裂けている。夏、黄緑色の小花が密につく。ヨーロッパ名のレディーズマントルの意訳という。

撮影・青山富士夫

はごろも‐そう〔‐サウ〕【羽衣草】

読み方：はごろもそう

ノコギリソウの別名。

植物図鑑

はごろもぐさ (羽衣草)

●北海道の夕張岳と、北アルプスの白馬岳、南アルプスの北岳などに分布しています。亜高山帯から高山帯の草地や砂礫地に生え、高さは１５～４０センチになります。葉は掌状に浅裂します。夏に、黄色い小さな花を咲かせます。花弁はなく、花びらのように見えるのは萼片です。ハーブとして利用される「レディースマントル（A. vulgaris）」の近縁種です。
●バラ科ハゴロモグサ属の多年草で、学名は Alchemilla japonica。英名はありません。

レディースマントル (羽衣草)

●ヨーロッパ北部からアジア北部が原産です。高さは３０センチほどになり、葉は銀白色がかった緑色で軟毛に被われます。名前は、葉の形が聖母マリアのマントに似ていることに因みます。５月から８月ごろ、小さな黄色い花をいっぱいに咲かせます。生の葉はそのままサラダに、乾燥したものはハーブティーに使われます。昔から生理不順などの薬としても利用されてきました。和名では「はごろもぐさ（羽衣草）」と呼ばれます。
●バラ科ハゴロモグサ属の多年草で、学名は Alchemilla vulgaris。英名は Lady's mantle, Dewcup。

バラのほかの用語一覧

ナナカマド：	裏白七竈  錆葉七竈
ハゴロモグサ：	アルケミルラ・コンユンクタ  レディースマントル  羽衣草
バラ：	カカヤン薔薇  グリーンローズ

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植物名辞典

羽衣草

読み方：ハゴロモグサ（ｈａｇｏｒｏｍｏｇｕｓａ）

バラ科の多年草、高山植物

学名 Alchemilla vulgaris subsp.japonica

羽衣草

読み方：ハゴロモソウ（ｈａｇｏｒｏｍｏｓｏｕ）

ノコギリソウの別称。
キク科の多年草、園芸植物、薬用植物

学名 Achillea alpina

季語・季題辞典

羽衣草

読み方：ハゴロモソウ（ｈａｇｏｒｏｍｏｓｏｕ）

鋸草の別称

季節 夏

分類 植物

ウィキペディア

ノコギリソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/25 22:45 UTC 版)

ノコギリソウ（鋸草）は、キク科ノコギリソウ属の1種である。葉形から鋸草、別名ノコギリバナ（鋸花）、羽衣の故事からハゴロモソウ（羽衣草）とも称される。また、ゴコウソウ（蜈蚣草）、ユウエンソウ（蚰蜒草）、漢名でシ（蓍）といい、蓍草とも書く。