羽後交通雄勝線とは? わかりやすく解説

羽後交通雄勝線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 18:08 UTC 版)

雄勝線(おがちせん)は、秋田県湯沢市湯沢駅と同県雄勝郡羽後町梺駅を結んでいた羽後交通の電気鉄道路線。近在の林産、農産物を県内外に運ぶ目的で雄勝鉄道(おがちてつどう)として建設された。1928年(昭和3年)の開通以来、苦しい経営が強いられ、電気代が払えず肝心の電気が止められたりしたが、住民の強い要望により西馬音内 - 梺間が延伸開業された。モーターリゼーションなどによる営業成績の悪化に伴い、1967年(昭和42年)の部分廃線、1971年の内燃動力化(電気運転廃止)を経て、1973年(昭和48年)に全線廃止となった。電気運転時代は最後まで集電装置にトロリーポールを使用していた。


注釈

  1. ^ 前者は1985年4月1日に廃線、後者は1989年10月1日に小坂製錬に移管後、1994年10月1日に旅客営業を廃止。

出典

  1. ^ 『電気事業要覧. 第25回 昭和9年3月』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1924年8月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和10年4月1日現在』『日本全国諸会社役員録. 第34回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年8月24日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1934年12月13日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1935年2月21日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ 崩れ落ちた羽後交通ユキ3。”. 鉄道ホビダス. 編集長敬白. ネコ・パブリッシング (2015年10月15日). 2015年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月24日閲覧。


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