美泉定山
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美泉 定山（みいずみ じょうざん、文化2年（1805年） - 明治10年（1877年）11月4日）は、備前国（現在の岡山県）出身の僧侶である。のちに北海道に渡って広く布教活動を行った。札幌市南区の定山渓は、彼の名に由来する。「美泉」という苗字は明治初期の法律に従うため、定山があえて作った姓である。
注釈
- ^ 入植者は65世帯の説あり[7]。
- ^ 定山を湯守りという公職に着かせるには任命書を書かねばならず、担当した開拓使官吏は困難する。修行僧の身の定山には住所地がなくほぼ無宿（住所不定）であるためだが、旧伊達系藩士の多い平岸村に戸籍を作らせる案が浮上したという[7][4]。定山は仙台に滞在した経験があり、伊達に心を寄せていたと考えられる[7]。
- ^ 定山渓温泉の月見橋は、1905年（明治38年）架設。
- ^ 本願寺道路は、新政府への忠誠を示すために京都・本願寺派の僧侶が企図した建設事業により開通した[9]。松浦武四郎の踏査結果を参考にルートを決めたとされ[10]、現・伊達市と平岸村（日本海側の港と現・札幌市南郊）を結ぶため、尾去別から洞爺と壮瞥を経て中山峠を越え定山渓を伝い、平岸に至る経路が開かれた。
出典
- ^ “卍妙音寺 | 岡山県加賀郡吉備中央町” (日本語). 八百万の神 - 日本の神社・寺院検索サイト. 2012年7月15日閲覧。
- ^ “岡山県 | 日蓮宗全寺院マップ | 寺院めぐり”. www.nichiren.or.jp. 日蓮宗ポータルサイト. 2012年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e “定山渓の歴史”. 定山渓観光協会. 2012年9月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e “定山渓開祖”美泉定山”と平岸村との関係を示す古文書発見” (日本語). 道新りんご新聞 (2016年3月10日). 2020年11月12日閲覧。
- ^ 高瀬英雄（三重県松阪市松浦武四郎記念館元館長、研究者）. “松浦武四郎の碑など ３”. www.mctv.ne.jp. 2012年7月15日閲覧。 “安政５年の行程から判断すると碑があっても不思議ではない。（改行）自伝には「四月朔日ビホロ、シユイヘリキン家に泊る」とあり、戊午第十巻東部安加武留宇智之誌参に「先公料の時の事を問ふに、最上ニシパ、近藤ニシパ等には度々逢、最上ニシパはシヤリに越年したるが、其節は度々行て逢い、此山の事を話し、間宮ニシパはクスリの山々を歩行給ふ時に附て歩行、また大塚惣太郎様は我が家にて滞留も致され候等、審に語りぬるに、大に我も益を得て、一夜をおもしろく明しぬ」とある。”
- ^ “9月19日苗字の日 | 苗字を名乗らなかった時代の話”. あの日の公文書. 国立公文書館. 2020年11月11日閲覧。
- ^ a b c d e f 合田一道「定山と定山渓温泉150年—開湯の歴史 3つの古文書」『北海道新聞』、2016年3月10日、夕刊5面。
- ^ “美泉定山 宝物殿” (日本語). 定山渓温泉の観光ナビ「定山渓観光協会公式ホームページ」. 2020年11月14日閲覧。
- ^ 伴野卓摩（道新永田）「第25回本願寺道路（1）」『北海道新聞』(pdf)、、2015年（平成27年）7月1日。2020年11月11日閲覧。
- ^ a b 伴野卓摩（道新永田）「第25回本願寺道路（3）」『北海道新聞』(pdf)、、2015年（平成27年）8月1日。2020年11月11日閲覧。
- ^ “國道表 - Wikisource”. ja.wikisource.org. 2020年11月14日閲覧。
- ^ “北海道・高速自動車国道の整備計画 > 札幌自動車道”. 高速自動車国道の整備計画 (2019年10月17日). 2020年11月14日閲覧。 “施工主体＝小樽－札幌西：NEXCO東日本、札幌西－札幌JCT：NEXCO東日本。工事概算＝小樽－札幌西：約350億円（1972年度に着工とする）、札幌西－札幌JCT：約1,070億円”
- ^ a b “小樽市 :春のおすすめ情報”. www.city.otaru.lg.jp. 2020年11月14日閲覧。
- ^ 札幌市. “【冬期通行規制】小樽定山渓線（朝里峠）の夜間通行規制のお知らせ” (日本語). 札幌市. 通行止め情報. 2020年11月14日閲覧。
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