織部松皮菱形手鉢とは? わかりやすく解説

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織部松皮菱形手鉢

主名称: 織部松皮菱形手鉢
指定番号 2508
枝番 00
指定年月日 1986.06.06(昭和61.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 工芸品
ト書
員数 1口
時代区分 桃山
年代
検索年代
解説文:  織部焼桃山時代後期から江戸時代初期にかけて美濃量産され陶器で、器形制約のない、斬新自由な時代性を示す意匠展開しなかでも食器類においてその特色遺憾なく発揮した
 本品慶長後半から元和にかけて織部焼最盛期中心的なであった久尻元屋敷連房式登窯で焼造されたと推測される松皮菱の手鉢である。器部は白土赤土とを継ぎ合せ松皮菱形の型にはめて成形し、その二つの端に付根二叉になった弓形把手渡している。把手全面とそれに続く器部の両端には緑釉をかけ、見込中央部・縁の内外には白泥鉄絵片輪車網目七宝繋などの文様描き長石釉をかけている。底裏の四方には脚を付す
 素地白土赤土用い緑釉白泥鉄絵加飾した装飾性の強い織部一手で、松皮菱形の器形とそこに施され放胆文様緑釉自在な施釉とがよく調和し桃山時代斬新自由な意匠伝えている。



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