線エネルギー付与とは? わかりやすく解説

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線エネルギー付与

線エネルギー付与(LETLinear Energy Transfer)とは、エネルギーをもった粒子あるいは荷電した粒子物質中を通過する際、飛跡沿って単位長さ当り失うエネルギーのことであり、単位はkeV/μmなどが用いられる一般に線エネルギー付与は放射線荷電2乗比例して増加し粒子速さにほぼ反比例するX線ガンマ線のように電磁波物質との相互作用程度小さくLET小さいものを低LET放射線といい、中性子線アルファ線のように粒子質量大きくて物質相互作用しやすくLET大きいものを高LET放射線という。低LET放射線には、ガンマ線X線電子線などがあり、高LET放射線には、陽子重陽子アルゴンネオンなどの重イオン、負π中間子中性子線などがある。

線エネルギー付与(LET:Linear Energy Transfer)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 23:51 UTC 版)

等価線量」の記事における「線エネルギー付与(LETLinear Energy Transfer)」の解説

荷電粒子放射線単位長さあたりのエネルギー損失量 を線エネルギー付与(LETLinear Energy Transfer)と呼ぶ。電荷の無いガンマ線X 線中性子線には本来適用できないが、物質との相互作用によって発生する荷電粒子線(二次線)に適用したものをその中性放射線LET としている。 低 LET 放射線と高 LET 放射線の分類 放射線による生物影響考えにあたって放射線LET大きさ低 LET 放射線高 LET 放射線二つ分類される低 LET 放射線 電子線(この場合ベータ線含まれる)、ガンマ線X 線 高 LET 放射線 アルファ線速い中性子線(熱中性子線ではない)など。

※この「線エネルギー付与(LET:Linear Energy Transfer)」の解説は、「等価線量」の解説の一部です。
「線エネルギー付与(LET:Linear Energy Transfer)」を含む「等価線量」の記事については、「等価線量」の概要を参照ください。

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