みどりいろのストッキング【緑色のストッキング】
緑色のストッキング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 14:28 UTC 版)
『緑色のストッキング』(みどりいろのストッキング)は、安部公房の書き下ろし戯曲。14景から成る。緑色のストッキングを偏愛する中年男が、その下着フェティシズムを妻子に知られ自殺未遂し、食糧危機研究の医者の実験台で「草食人間」となる物語。男の妻と医者との対立、彼らと草食人間とのシュールな絡み合いが交差するブラックユーモアな展開の中、平和・自由のイメージの「緑色」というシンボルが一人の人間を疎外し飲み込んでいく様を描き、滑稽で異端な草食人間が或る瞬間から、非人間化した者たちの中で、逆に詩的になり人間性を回復してくる姿を浮き彫りにしてゆく[1][2]。
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注釈
出典
- 1 緑色のストッキングとは
- 2 緑色のストッキングの概要
- 3 登場人物
- 4 作品評価・解釈
- 5 おもな刊行本
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