総主教とは? わかりやすく解説

総主教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 21:28 UTC 版)

総主教(そうしゅきょう、ギリシア語: πατριάρχης, ロシア語ブルガリア語等: Патриарх, 英語: Patriarch)は、東方教会正教会東方諸教会)における最高位聖職者であり[1]主教品の最上位。正教会においては特定の独立正教会首座主教に付与される称号[2](首座主教であっても総主教ではない主教が正教会には居る)。敬称は"His Holiness(聖下)"。


  1. ^ 王城…コンスタンティノープルのこと。日本正教会の祈祷書では地名はこの地の名は「コンスタンティノポリ」と表記される。
  2. ^ ハルキドン…カルケドンのこと。
  3. ^ 引用元の『聖規則書』では「總主敎」に「パトリアルフ」とルビが振られている。
  4. ^ 「新ローマ」はコンスタンティノポリスコンスタンティヌス1世によってローマ帝国の首都とされたときの正式名称
  5. ^ 本項ではギリシャ関連の固有名詞に関して、現代ギリシャ語読みを基本的に採用する。
  6. ^ アレクサンドリア総主教は古代より「パパ(教皇)」(Pope)の称号を有する。
  7. ^ 現代ギリシャ語読みでは「イェルサリム総主教」が近いところであるが、これはよく知られている地名に合わせた。
  8. ^ 「カトリコス」は1010年より用いられている、グルジア総主教の称号。他に非カルケドン派において、アルメニア使徒教会などの首座主教が「カトリコス」の称号を用いている。


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総主教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 05:53 UTC 版)

正教会」の記事における「総主教」の解説

コンスタンティノープル総主教全地総主教とのタイトル保持し、「対等な者達(主教達)における第一人者」(First among Equals)と呼ばれ敬意表されるが、総主教達は基本的に全て平等である。 正教会の総主教達(総主教同士基本的に対等コンスタンティノープル総主教ヴァルソロメオス1世 アレクサンドリア総主教セオドロス2世 アンティオキア総主教イオアン10世 エルサレム総主教セオフィロス3世 モスクワ総主教キリル1世 グルジア総主教イリア2世 ルーマニア総主教ダニエル ブルガリア総主教ネオフィト

※この「総主教」の解説は、「正教会」の解説の一部です。
「総主教」を含む「正教会」の記事については、「正教会」の概要を参照ください。

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