統一教会信徒の拉致監禁問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/13 19:29 UTC 版)
統一教会信徒の拉致監禁問題（とういつきょうかいしんとのらちかんきんもんだい）は、世界基督教統一神霊協会（統一教会、統一協会。2015年から世界平和統一家庭連合）の信徒に対して家族が脱会説得工作の専門家を通して強制的に隔離して脱会説得することを、統一教会が「拉致・監禁であり信仰の自由を侵害されている」と主張している問題。統一教会信徒側が刑事告発をしてもいずれも不起訴になっている。民事訴訟では、損害賠償を命じた確定判決（#脱会に至らなかった信者の証言参照）や「自由を大きく制約した」ことを認定した地裁判決[1]はあるが、原告が敗訴して拉致監禁されたとの主張が認められない事例が多数存在している[2]。
- ^ a b “統一教会信徒、親族に勝訴 損害賠償訴訟”. 朝日新聞. (2014年1月29日)
- ^ 櫻井義秀 (2005). “「カルト」問題と社会秩序 (2) : 脱会カウンセリングと信教の自由”. 北海道大学文学研究院紀要 (第117号): 109-157.
- ^ 全国拉致監禁・強制改宗被害者の会全国拉致監禁・強制改宗被害者の会
- ^ 法廷で元信者が証言した監禁の事実 4-2YouTube
- ^ 「週刊新潮」2007年4月19日号に対する抗議及び謝罪・訂正要求統一協会
- ^ SBS『統一教会（統一協会）信者拉致監禁事件-きよみ13年ぶりの帰郷』YouTube
- ^ 後藤徹12年5か月拉致監禁事件拉致監禁をなくす会
- ^ １２年５ヶ月の監禁事件、検察は不起訴処分に 世界平和統一家庭連合 NEWS ARCHIVES 2009年12月15日
- ^ 米本和広blog
- ^ 12 年5 カ月の拉致監禁裁判、後藤徹さんの勝訴確定 世界平和統一家庭連合 News Online 2015年10月17日
- ^ “拉致監禁”の連鎖（73）医師・小出浩久さんの手記（23）世界日報 2010年5月31日
- ^ “拉致監禁”の連鎖パートII「医師・小出浩久さんの手記」を終えて（2） 世界日報 2010年6月22日
- ^ a b 山崎浩子 『愛が偽りに終わるとき』4章 文藝春秋 1994年
- ^ a b 山崎浩子 『愛が偽りに終わるとき』5章 文藝春秋 1994年
- ^ スティーブン・ハッサン『マインド・コントロールの恐怖』第二章 恒友出版 1993年
- ^ 棄教を目的とした拉致と拘束 日本
- ^ 統一教会の請願を受けた吉田公一（民主党）下地幹郎（国民新党）衆院議員 有田芳生の『酔醒漫録』2010年12月3日
- ^ [1][リンク切れ]
- ^ 民主・吉田公一議員、統一協会の請願受け取りで釈明 やや日刊カルト新聞
- ^ 国会議員に浸透はかる霊感商法の統一教会有田芳生の『酔醒漫録』2010年12月4日
- ^ 東京高裁判決 2002年12月26日 、平成14(ネ)1987。
- ^ 最高裁判決 2003年6月27日 、平成15(オ)502。
- ^ 東京地裁判決 2003年2月24日 、平成14(ワ)185。
- ^ 横浜地裁判決 2004年1月23日 、平成11(ワ)14。
- ^ 東京高裁判決 2004年8月31日 、平成16(ネ)1534。
[続きの解説]
「統一教会信徒の拉致監禁問題」の続きの解説一覧
- 1 統一教会信徒の拉致監禁問題とは
- 2 統一教会信徒の拉致監禁問題の概要
- 3 詳細
- 4 その他の民事訴訟の認定事例
- 統一教会信徒の拉致監禁問題のページへのリンク
