経営概況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 04:31 UTC 版)
「中部国際空港 (企業)」の記事における「経営概況」の解説
初代社長にトヨタ自動車出身の平野幸久が就任してトヨタ流のコスト削減を徹底させ、1997年に予算化された空港建設の総事業費7,680億円を2割少ない5,950億円に削減することに成功した。予算を使い切ることが常識の公共事業ではありえないことであった。また飛行機利用以外の集客も重視し、空港ターミナルビルにスカイデッキ(展望デッキ)や展望風呂を作るなどし、商業施設の売り上げが全体の4割を占めるようになった。その結果、愛知万博の追い風もあり、開港初年度である2005年度から3期連続で黒字計上した(当初の計画では、開港5年で黒字化と予想していた)。その後、原油価格の高騰や景気後退の影響で減便が相次ぎ、2008年度から2期連続の赤字を計上したが、2010年度からは空港運営も安定化し、定期航空路線もLCC路線を中心に増加に転じた為、強固な黒字体質となり、2019年度まで10期連続で黒字計上していた。 連結経営成績会計年度売上高営業利益経常利益当期純利益2002年度 - ▲2億3,600万円 ▲2億3,400万円 ▲2億1,200万円 2003年度 - ▲4億8,200万円 ▲4億1,100万円 ▲3億8,300万円 2004年度 65億9,200万円 ▲12億5,600万円 ▲38億5,300万円 ▲37億4,800万円 2005年度 526億3,700万円 90億3,100万円 23億1,300万円 21億1,100万円 2006年度 525億2,600万円 76億9,600万円 17億1,800万円 11億8,600万円 2007年度 528億7,600万円 66億4,500万円 6億7,900万円 2億9,600万円 2008年度 484億2,500万円 40億4,500万円 ▲17億7,900万円 ▲23億0,400万円 2009年度 422億7,200万円 10億8,800万円 ▲25億0,400万円 ▲27億5,500万円 2010年度 425億6,100万円 41億3,600万円 10億9,000万円 10億3,400万円 2011年度 418億2,600万円 36億8,500万円 7億1,200万円 5億9,700万円 2012年度 427億1,200万円 40億5,100万円 20億4,500万円 14億3,000万円 2013年度 448億1,000万円 51億1,600万円 34億6,800万円 25億2,800万円 2014年度 492億8,000万円 56億7,000万円 43億2,200万円 27億6,400万円 2015年度 552億3,700万円 79億9,300万円 68億4,300万円 45億3,900万円 2016年度 548億1,500万円 77億0,300万円 64億6,200万円 41億8,500万円 2017年度 589億6,700万円 89億1,300万円 80億2,500万円 54億4,800万円 2018年度 642億9,400万円 99億0,200万円 92億8,200万円 64億4,500万円 2019年度 655億8,000万円 76億4,000万円 72億3,800万円 47億4,300万円 2020年度 151億0,900万円 ▲179億1,400万円 ▲170億2,200万円 ▲179億9,800万円 ※は予想、▲は赤字を示す。
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