筑肥線とは? わかりやすく解説

筑肥線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 16:17 UTC 版)

筑肥線(ちくひせん)は、福岡県福岡市西区姪浜駅から佐賀県唐津市唐津駅まで、および唐津市の山本駅から佐賀県伊万里市伊万里駅までを結ぶ九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線幹線)である[3]


注釈

  1. ^ なお下山門駅、九大学研都市駅は福岡市地下鉄との直通後に開業したため、開業時から一貫して特定都区市内制度上の「福岡市内」の駅には含まれていない。
  2. ^ 現行の通常ダイヤでは全て筑前前原駅までの運行である。ただし、大幅なダイヤ乱れの際は福岡市交通局の車両がJRの車両の運用を代走することがあるが、この場合でも筑前前原駅以西の唐津駅・西唐津駅方面に入線することはない。2021年3月13日改正前は筑前深江駅までの乗り入れもあった。
  3. ^ 列車は全て唐津駅、西唐津駅まで乗り入れる。

出典

  1. ^ 日本国有鉄道電気局『鉄道電報略号』1959年9月17日、24頁。 
  2. ^ a b FACT SHEETS 2017 - JR九州
  3. ^ a b c d e 鈴木文彦「ローカル線の実態と問題を現地に見る 64 唐津線 筑肥線 山本 - 伊万里」『鉄道ジャーナル』第32巻第3号、鉄道ジャーナル社、1998年3月、66-72頁。 
  4. ^ a b 〜 運行情報のご案内を充実 〜 「JR九州アプリ」で列車位置情報を表示します! (PDF) - 九州旅客鉄道、2016年12月20日
  5. ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
  6. ^ JTBパブリッシング『JTB時刻表』2021年3月号
  7. ^ a b “JR筑肥線、西唐津-伊万里間に4便増発、ダイヤ改正 佐賀” 西日本新聞 (西日本新聞社): p16. (1993年12月17日 朝刊)
  8. ^ 交通新聞社『JR時刻表』2002年1月号
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  10. ^ a b c “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日) 
  11. ^ a b 305系が営業運転を開始 - 鉄道ファン・railf.jp鉄道ニュース、2015年2月6日。
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  13. ^ a b 地下鉄空港線・箱崎線 新しい車両が決定しました!!』(PDF)(プレスリリース)福岡市交通局、2023年11月30日https://subway.city.fukuoka.lg.jp/subway_webapp/files/uploads/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E7%B7%9A%E3%83%BB%E7%AE%B1%E5%B4%8E%E7%B7%9A%20%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E3%81%8C%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F!!.pdf2023年12月2日閲覧 
  14. ^ 福岡市交通局向け地下鉄車両を受注 - 川崎車両、2022年2月7日
  15. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年12月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  16. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1924年4月11日(国立国会図書館デジタルコレクション)
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  18. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年4月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  19. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年6月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  20. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年11月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  21. ^ 「地方鐵道運輸開始並旅客運輸廃止」『官報』1926年10月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  22. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1929年7月3日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  23. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1935年3月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  24. ^ 「鉄道省告示第359号・第360号」『官報』1937年9月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
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  27. ^ 「日本国有鉄道公示第89号」『官報』1950年5月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
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  30. ^ 鉄道ジャーナル』第20巻第10号、鉄道ジャーナル社、1986年9月、115頁。 
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  33. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '91年版』ジェー・アール・アール、1991年8月1日、196頁。ISBN 4-88283-112-0 
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  40. ^ 「鉄道記録帳2003年3月」『RAIL FAN』第50巻第6号、鉄道友の会、2003年6月1日、21頁。 
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  43. ^ JR筑肥線で列車脱線 崩落土砂に乗り上げ 佐賀 - NHK NEWSWEB、2018年7月6日
  44. ^ 「平成30年7月豪雨」による不通区間の被災状況及び今後の見通しについて (PDF) - 九州旅客鉄道、2018年7月9日
  45. ^ 筑肥線一部区間(西唐津駅・唐津駅〜筑前前原駅)バス代行輸送の実施について (PDF) - 九州旅客鉄道、2018年7月8日
  46. ^ 土砂流入の筑肥線・筑前前原~唐津間、11日めどに復旧 ほか3線区は時間要す見込み JR九州 - 乗りものニュース 2018年7月10日
  47. ^ 筑肥線の一部区間運転見合わせに伴う唐津駅~伊万里駅間のバス代行輸送の実施について (PDF) - 九州旅客鉄道、2018年7月10日
  48. ^ 「平成30年7月豪雨」の影響に伴う7月12日(木)の運転計画について (PDF) - 九州旅客鉄道、2018年7月11日
  49. ^ 訪日外国人のお客さまに、安心してご利用いただけるご案内を目指します!北部九州エリア157駅に「駅ナンバリング」を導入します』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道。 オリジナルの2018年9月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180928060817/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/09/28/Newsrelease-ekinumbering.pdf2018年9月28日閲覧 
  50. ^ a b 新型ホームドア 筑肥線(下山門〜筑前前原間)へ本格導入』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2019年1月25日。 オリジナルの2019年1月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190127024653/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2019/01/25/003.pdf2019年1月27日閲覧 
  51. ^ 筑肥線「糸島高校前駅」が開業します。香椎線が快適に生まれ変わります。』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2018年12月14日。 オリジナルの2018年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20181215054959/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/12/14/181214Newsrelease01.pdf2018年12月15日閲覧 
  52. ^ a b 筑肥線のダイヤを一部変更します』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道。 オリジナルの2019年2月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190207121504/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2019/02/06/190206Newsreleasechikuhi.pdf2019年2月7日閲覧 
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  54. ^ JR九州労組業務速報No.804 ダイヤ改正・各種効率化施策を集約 組合員の声を最大限反映” (PDF). 九州旅客鉄道労働組合業務部 (2021年2月12日). 2021年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月23日閲覧。
  55. ^ JR九州、区間別の利用状況を初公表 路線維持へ地元議論促す - 日本経済新聞(2017年7月31日 23:30配信)
  56. ^ 線区別ご利用状況”. 九州旅客鉄道. 2022年5月22日閲覧。



筑肥線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:51 UTC 版)

国鉄103系電車」の記事における「筑肥線」の解説

1983年3月22日に筑肥線姪浜 - 唐津間、唐津線唐津 - 西唐津間が直流電化され、福岡市地下鉄空港線との相互直通運転開始した国鉄では相互直通車両として103系1500番台の9編成54両が投入された。編成番号は3両単位付与されており、E1 - E18編成となっている。 配置区所は西唐津機関区に仮配置とされたが、電化開業同時に唐津運転区開設され103系正式に同区の所属となった。名称は民営化後1991年唐津運輸区1997年唐津鉄道事業部唐津運輸センター経て2011年4月1日より唐津車両センター改称された。 1989年より、輸送量少な筑前前原以西3両編成の運転が開始された。1995年10月28日美咲が丘駅開業合わせて103系塗装変更開始され前面が赤、側面が銀と扉部の赤を基調とした塗装となった2000年から筑前前原以西ワンマン運転開始され3両編成が駅収受タイプワンマン対応車となった2002年度末からは6両編成を含む全編成にトイレ設置された。 地下鉄空港線姪浜駅を含む、以下同様)には2004年までホームドア設置されており、その動作には本来自動列車運転装置 (ATO) 内にある定位置停止装置 (TASC) 、ホームドア開閉連動する戸閉制御切替装置などが必要とされる。しかし本番台にはこれらの機器搭載されておらず、地下鉄区間乗り入れる際は必ず車掌乗務し停止位置運転士目視調整ホームドア車掌ホーム設備スイッチ操作していた。 本来の製造目的であった地下鉄区間への乗り入れは、VVVFインバータ制御ATO搭載する303系導入増備時に車両運用見直したことから、305系運用開始前の2015年1月時点では1日18往復減少したE01 - E10編成は、6両編成運用において、検査などで編成一方運用離脱したときには両方のまたは一方編成E11 - E18編成補ったことがあった。後者場合でも幌のある先頭車クモハ)が中間車モハ)と連結され貫通幌通常どおり使用可能であった地下鉄乗り入れ末期には、主に夏季中心に地下鉄線内でのトラブル続発した2011年7月1日大濠公園駅到着時に主回路故障、き電停止が発生し所定停止位置より約10m過ぎて停車、さらに煙が出ているとの通報があったため、乗客地上部まで避難させる事態となった原因は減流抵抗器碍子塵埃等が付着し碍子絶縁低下したことで抵抗体一部電流流れ、溶損に至ったというものであり、減流抵抗器碍子一斉点検行い不良碍子取り替えるなどの対策講じられた。2012年7月29日には、唐人町駅床下から火花と煙が出ているとの通報があり、運行中止するトラブル発生した原因は、主制御器内にあるモーター電流安全に遮断するためのタイミング調整するタイマーリレーの不具合により、温度上昇誤作動起こしモーター電流を完全に遮断する断流器にある減流抵抗器過大な電流流れて損したためであり、JR九州全編成のタイマーリレーを交換するなどの対応を行ったが、同年9月には地下鉄線内で照明消えて非常灯点灯しまたしても運行中止するトラブル起こり事態重く見た福岡市交通局JR九州に対して103系早期更新要請した2014年1月には、2014年度に筑肥線・福岡市地下鉄直通運転新型車両305系を6編成36導入することがJR九州より発表された。同系前述通り2015年2月5日より順次営業運転開始し同年3月14日ダイヤ改正までに計画の6編成36両が出揃い営業運転開始している。これに伴い2015年3月をもって本系列による福岡市営地下鉄空港線への乗り入れ運用終了し以後筑前前原 - 西唐津間のみで運用されている。 305系投入前後して、E02編成E01編成・E03+E04編成E05+E06編成E07+E08編成順次小倉総合車両センター配給回送されており、E01・E02編成の6両は2014年度中に廃車となり、その他の6両編成もすべて保留車となっている。

※この「筑肥線」の解説は、「国鉄103系電車」の解説の一部です。
「筑肥線」を含む「国鉄103系電車」の記事については、「国鉄103系電車」の概要を参照ください。

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