笹子トンネル (中央本線)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 笹子トンネル (中央本線)の意味・解説 

笹子トンネル (中央本線)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/22 15:27 UTC 版)

笹子トンネル(ささごトンネル)[注 1]は、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線笹子駅 - 甲斐大和駅[注 2]間にある、全長4,656 m単線鉄道トンネルである[2]。1903年(明治36年)2月1日に開通し、以来1931年(昭和6年)までは日本一長い鉄道トンネルであった[2][注 3]


注釈

  1. ^ 開通当時の正式名称は笹子隧道(ささごずいどう)。
  2. ^ トンネル開通時の名称は初鹿野駅。
  3. ^ 同年上越線清水トンネル(全長9,702 m)が開通し最長の座から降りた。なお、清水トンネルは当初より電気運転を行ったため、蒸気機関車が定期営業運転を行ったトンネルとしては笹子トンネルが日本最長の記録を持つ。
  4. ^ 1893年に多摩地域東京府に編入されるまで、八王子は神奈川県に属していた。
  5. ^ 火力が強く利便性がよい石炭も使用されていたが、長距離輸送に伴う高価格のため、経済的には薪の方が良好であった。
  6. ^ この年は閏年ではないが工事報告の原文に基づく。
  7. ^ 意は「地の利に因(よ)って」と解釈できる。
  8. ^ 「天に代わって工事す」の意。
  9. ^ 現在の水道橋駅 - 飯田橋駅間にかつて存在。1928年(昭和3年)に飯田橋駅として旅客を分離して以降は貨物駅となり1999年(平成11年)廃止。
  10. ^ 東京駅 - 国分寺駅間は既に直流1,200 Vで電化されていたが、この年1,500 Vに昇圧されている

出典

  1. ^ a b c 『日本国有鉄道百年史』3 p.656
  2. ^ a b c d e f g h i j 「中央本線 歴史の興味」p.20
  3. ^ a b c d 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.81
  4. ^ a b c d 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.88
  5. ^ a b c 「新笹子トンネルの施工」p.24
  6. ^ a b c 「新笹子トンネルの施行計画設計について」p.72
  7. ^ a b c d 「新笹子トンネルの工事計画」p.130
  8. ^ 「中央線新笹子トンネル貫通」p.97
  9. ^ a b 「中央線の建設とそのルートをめぐって」p.9
  10. ^ a b 「中央線の建設とそのルートをめぐって」p.10
  11. ^ 「中央線の建設とそのルートをめぐって」pp.10 - 11
  12. ^ 『日本国有鉄道百年史』3 pp.641 - 644
  13. ^ 『日本国有鉄道百年史』3 p.644
  14. ^ 「中央線の建設とそのルートをめぐって」pp.11 - 12
  15. ^ 「中央線の建設とそのルートをめぐって」p.12
  16. ^ 「中央線の建設とそのルートをめぐって」pp.9 - 10
  17. ^ 「中央線の建設とそのルートをめぐって」pp.12 - 13
  18. ^ 「中央線開業の歴史過程」p.10
  19. ^ 『日本国有鉄道百年史』3 pp.647 - 651
  20. ^ 『日本鉄道史 中篇』 p.136
  21. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.82 - 83
  22. ^ 『トンネルものがたり』p.45
  23. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.83
  24. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」pp.299 - 301
  25. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.303
  26. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.302
  27. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.83 - 84
  28. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.85
  29. ^ a b c 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.84
  30. ^ a b c 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.85
  31. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.85 - 86
  32. ^ a b c d 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.85
  33. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.89
  34. ^ 『トンネルものがたり』p.49
  35. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.88 - 89
  36. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.266
  37. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」pp.266 - 267
  38. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.255
  39. ^ a b c 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.256
  40. ^ 『日本国有鉄道百年史』3 pp.651 - 653
  41. ^ 『日本国有鉄道百年史』3 pp.655 - 656
  42. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」pp.296 - 297
  43. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.92
  44. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」付属第9図
  45. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.237
  46. ^ 『トンネルものがたり』p.47
  47. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.92 - 93
  48. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.94
  49. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.99
  50. ^ 「新笹子トンネルの工事計画」p.132
  51. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.234
  52. ^ 『トンネルものがたり』p.46
  53. ^ a b c 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.121
  54. ^ 『トンネルものがたり』p.43
  55. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.128
  56. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.104
  57. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.122
  58. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.123
  59. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.125 - 126
  60. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.128 - 129
  61. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.120
  62. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.103 - 104
  63. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.155
  64. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.157
  65. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.153 - 155
  66. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.157 - 158
  67. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.159
  68. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」p.162
  69. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.159 - 161
  70. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.162 - 163
  71. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.110 - 112
  72. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.112 - 113
  73. ^ 「中央線開業の歴史過程」p.13
  74. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.162 - 163
  75. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.165 - 168
  76. ^ a b 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.168 - 169
  77. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告」pp.179 - 180
  78. ^ 「笹子隧道の工事に就て」pp.560 - 561
  79. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.238
  80. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.244
  81. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」pp.278 - 279
  82. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」pp.294 - 295
  83. ^ a b 『交通今昔物語』
  84. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」pp.270 - 271
  85. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」p.296
  86. ^ 『トンネルものがたり』p.48
  87. ^ 「官設鐵道中央東線笹子隧道工事報告(承前)」pp.244 - 245
  88. ^ 斉木実. “鉄道遺産を訪ねて vol.11 歴史 トレたび 丹那トンネル 笹子トンネル 清水トンネル”. 交通新聞社. 2012年12月22日閲覧。
  89. ^ a b 「笹子隧道記念碑」p.8
  90. ^ 「中央線甲府電化の憶い出」p.15
  91. ^ a b c d e 『日本国有鉄道百年史』8 pp.574 - 575
  92. ^ 「勾配線を征服したる中央線電化工事に就いて」p.4
  93. ^ 「勾配線を征服したる中央線電化工事に就いて」p.7
  94. ^ a b 「中央線甲府電化の憶い出」pp.16 - 17
  95. ^ 『国鉄暖房車のすべて』p.46
  96. ^ 『国鉄暖房車のすべて』pp.2 - 3
  97. ^ a b 「中央本線 歴史の興味」p.19
  98. ^ a b 『詳解 鉄道用語辞典』pp.320 - 321
  99. ^ a b c d 「中央線新笹子トンネル貫通」p.96
  100. ^ a b c d e 「新笹子トンネルの施工」p.14
  101. ^ a b 「新笹子トンネルの施工」p.15
  102. ^ 「新笹子トンネルの施工」p.16
  103. ^ 「新笹子トンネルの施工」p.17
  104. ^ 「新笹子トンネルの施工」pp.18 - 19
  105. ^ a b 「新笹子トンネルの施工」p.19
  106. ^ 「新笹子トンネルの施工」p.20
  107. ^ 「新笹子トンネルの施工」pp.24 - 26
  108. ^ 「新笹子トンネルの施工」p.26
  109. ^ 「新笹子トンネルの施工」p.27
  110. ^ 「中央線の輸送形態の移り変わり」p.21
  111. ^ 「近代化産業遺産群 続33」を選定しました”. 経済産業省 (2009年2月6日). 2012年12月15日閲覧。
  112. ^ a b 中央本線の長大トンネル内(2 km以上)で携帯電話が利用可能になりました” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2013年7月24日). 2015年8月6日閲覧。



「笹子トンネル (中央本線)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「笹子トンネル (中央本線)」の関連用語

笹子トンネル (中央本線)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



笹子トンネル (中央本線)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの笹子トンネル (中央本線) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS