第九交響楽とは?

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第九交響楽

原題:Schlussakkord
製作国:ドイツ
製作年:1935
配給:東和商事
スタッフ
監督:Detlef Sierck デトレフ・ジールク
製作:Bruno Duday ブルーノ・ドゥダイ
脚色:Kurt Heuser クルト・ホイザー

Detlef Sierck デトレフ・ジールク
撮影:Robert Baberske ロベルト・バベルスケ
作曲:Kurt Schroder クルト・シュレーダー
指揮:Kurt Schroder クルト・シュレーダー
セット:Erich Kettelhut エリッヒ・ケッテルフート
キャスト(役名
Willy Birgel ヴィリー・ビルゲル (Garvenberg)
Lil Dagover リル・ダゴファー (Charlotte
Maria von Tasnady マリア・フォン・タスナディ (Hanna
Maria Koppenhofer マリア・コッペンヘーファー (Treese)
Theodore Loos テオドル・ロース (Professor Oberelt)
Albert Lippert アルバート・リッパート (Gregor Garl Otto
Peter Bosse ペーター・ボッセ (Peter
Kurt Meisel クルト・マイゼル (Baron Salviany)
Hella Graf  (Frau Czerwonska)
Alexander Engel アレクサンダー・エンゲル (Mr. Smith
Walter Werner  (Dr. Smedley)
Erich Ponto エリッヒ・ポント (Vorsitzender des Schwurgerichts)
Paul Otto パウル・オットー (Staatsanwalt)
Eva Tinschmann  (Oberschwester)
Erna Berger  (不明
Luise Willer  (不明
Rudolf Watzke  (不明
Helmuth Merchert  (不明
Das Orchester der Berliner Staa soper  (不明
解説
会議は踊る」「ハンガリア狂想曲」のリル・ダゴファーと、「愛国の騎士(1936)」「スパイ戦線を衝く」のウイリー・ビルゲルが主演する映画で、舞台演出家出身新人デトレフ・ジールク監督した処女作品である。脚本もジールクがクルト・ホイザー協力執筆したオリジナル舞台出身マリア・フォン・タスナディ共演するほか、「嘆き木蔭」のマリア・コッペンヘーファー、「スパイ戦線を衝く」のテオドル・ロース、「モスコーの夜は更けて」のアレクサンダー・エンゲル子役ペーター・ボッセ少年アルバート・リッパートクルト・マイゼル等が助演している音楽指揮及び作曲は「白鳥の舞」のクルト・シュレーダー担当し、ベルリン国立オペラ座管弦団が演奏し、独唱は、エルナ・ベルガー、ルイゼ・ウイラー、ルドルフ・ワッツケ及びヘルムート・メルハートの四歌手である。なお、カメラは「今宵こそは」のロベルト・バベルスケセットエリッヒ・ケッテルフートがそれぞれ担当している
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
当代ベートーヴェン指揮者として名あるガルフェンベルクは、ベルリンで第九交響楽を指揮している。曲は進んで第四楽章美し声楽部に入った。「遍照の汝れが力は、宿命にさかれしものを、いまぞ再び甦らしめぬ、ろうたき汝れが翼は、なべて人を同胞となすべし」この放送ハンナ故郷離れニューヨーク貧しアパート病床で聴いた。保険詐欺を働いて故国を去った夫は大晦日の夜、生活の敗者として自殺して果てた。足手まといになるから、と里子やってしまったペーター可愛坊やになったことだろう。異郷絶望と病を得てハンナも死を思って居た。しかし、今、ベートーヴェンの偉大な魂の音楽を聴いた。人間苦悩越えて、いのちの歓び目覚めたのだ。どんな苦労をも忍んで生き抜きベルリンに残した愛児取り戻さねばならない。彼女はかくて故国の土を再び踏んだ。育児院長のオーバライト博士訪ねると、ハンナ一子ペーター思いきやガルフェンベルクの家に引き取られている、しかも子の無い名指揮者ペーター入籍した、という。ハンナ何としても愛児会いたい。その心根察したオーバライト博士親友ガルフェンベルクにハンナ乳母として周旋した。母と名乗ることの、許されない母ではあったが、ハンナは幸福であった。可愛ペーター傍らに居られるのも幸福だ。ペーター次にハンナ愛するものは音楽である。そしてその音楽によって彼女に生への希望與えたガルフェンベルクは、今彼女のやさしい主人である。ガルフェベルクは家庭愛にめぐまれない人であった。愛して娶った美しい妻シャルロッテは、音楽理解する事が出来なかった。夫は妻の自分よりも、バッハモーツアルトに夢中なのだ−−とひがむ愚かな妻は、いつか占星術師カーロットに弄ばれる身だった。しかも彼の魔手は脱がれようとあせるシャルロッテ毒蜘蛛のように掴んで離さない。シャルロッテは夫に救って貰いたかった。しかしそれと打ち明ける事は到底出来ない。それだけに彼女は夫の愛を欲した。其の夫は、音楽理解愛すハンナ好意以上の感情を抱いている。第九交響楽のアダジオを夫がハンナ為にピアノで弾いている姿を垣間見た時、シャルロッテの血は逆流した。ガルフェンベルクがデンマーク出張演奏に行った留守ハンナは暇を出された。その夜半ば理性を失ったハンナは、忍び入ってペーター連れ出し安宿一夜明かした。翌朝ハンナ逮捕された。シャルロッテ毒殺されていたのである法廷で、カーロットの偽証ハンナ危うく濡衣で断罪されようとした。しかしシャルロッテ乳母であった侍女のフレーゼの証言で、カーロットの偽証暴露され、ハンナ嫌疑晴れた。シャルロッテ自殺したのだった。ガルフェンベルクがヘンデルオラトリオ救世主」を指揮した時、音楽堂一隅にはハンナペーターを抱いて、感激満ちた愛の眸を輝かして彼を見守っていた。




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