童子教とは? わかりやすく解説

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どうじきょう〔ドウジケウ〕【童子教】

読み方:どうじきょう

江戸時代寺子屋教科書として広く利用され教訓書。1巻作者未詳鎌倉後期成立という。童子対象とした教訓漢文体五言320句に記したもの。


どうじきょう 【童子教】

昔の寺子屋教科書一巻天台安然(八四一~?)の作とするが不詳仏教と儒教との思想をもとに漢文体五言三三〇句の教訓からなる。→ 寺子屋

童子教

読み方:ドウジキョウ(doujikyou)

分野 日常信仰作法

年代 鎌倉時代

作者 著者未詳


童子教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 22:36 UTC 版)

童子教(どうじきょう)は、鎌倉時代から明治の中頃まで使われた日本の初等教育用の教訓書。成立は鎌倉中期以前とされるが[1]、現存する最古のものは1377年の書写である[2]。著者は不明であるが、平安前期の天台宗の僧侶安然(あんねん)の作とする説がある[3]。7歳から15歳向けに書かれたもので[4]、子供が身に付けるべき基本的な素養や、仏教的、儒教的な教えが盛り込まれている。江戸時代には寺子屋の教科書としてよく使われた[1]。女子向けの「女童子教」など、「○○童子教」といったさまざまな対象に向けた類書も書かれた。


  1. ^ a b 『近世の精神生活』大倉精神文化研究所 - 1996
  2. ^ 童子教kotobank
  3. ^ 斎藤[2013:2]
  4. ^ 酒井憲二「翻刻『童子教注』」『調布日本文化』第9号、1999年3月、 六五-八三、 NAID 120005888018
  5. ^ 斎藤[2013:16-31,232-233,255]


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