竜崎鉄道1号蒸気機関車とは? わかりやすく解説

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竜崎鉄道1号蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 05:39 UTC 版)

竜崎鉄道1号蒸気機関車(りゅうがさきてつどう1ごうじょうききかんしゃ)は、竜崎鉄道(現在の関東鉄道竜ヶ崎線の前身)が1900年の路線開業に際して用意した蒸気機関車の1両。


注釈

  1. ^ BLW社の記録では、発注者名がOta Rly.(太田鉄道)となっている。
  2. ^ 762mm軌間時代の竜崎鉄道には、この他に東京・京橋に所在した桜田鉄工所で製造された5t B形タンク機関車であるNo.2、それに1902年に購入したクラウス社製の8.5t B形ウェルタンク機関車であるNo.2(2代)が在籍した。
  3. ^ 日本へ輸入された762mm軌間用BLW社製蒸気機関車としては、この他、農商務省山林局・帝室林野局・北海道庁の各森林鉄道へ納入され、後年「木曽のボールドウィン」などとして有名になった軸配置B1のリアタンク機や、臨時軍用鉄道監部が日露戦争の際に大量発注した軸配置Cのサイドタンク機、小坂鉄道が購入した2種のタンク機、それに帝国海軍が徳山の海軍煉炭製造所(後の海軍第3燃料廠)向けに輸入した軸配置Bのサドルタンク機が存在する。
  4. ^ 後、1932年に鉱主であった岡本彦馬の個人経営へ移行し、岡本彦馬専用鉄道へ改組。
  5. ^ なお、この車両も走行時の振動対策として従輪1軸を追加している。
  6. ^ 本車の譲受時点では他にオーレンシュタイン・ウント・コッペル社製の自社発注車である3形3および4形4の2両しか蒸気機関車が在籍していなかった。
  7. ^ 「特にバック運転の時は危ない」という証言が残されている。
  8. ^ なお、立山重工業側の記録では更に1943年に赤穂向けとして2両(累積製造番号201・202)の丁C10形、つまり762mm軌間向け10t C形機を製作している。ただし、赤穂鉄道側の記録では1942年製造の丁C10形機であるNo.1010(累積製造番号129)が1両のみ在籍となっており、渡辺肇はこれら1943年製の2両について、赤穂線工事用として国鉄が借り上げた後、最終的に購入して整理番号蒸51・52となった可能性を指摘している。
  9. ^ 静岡鉄道では床上に搭載していた大きなディーゼルエンジンを撤去、これに代えて小型のディーゼルエンジンを床下搭載として通常のボギー式気動車であるキハD10に改造した。

出典

  1. ^ a b 『SL』 No.2 p.41
  2. ^ 『SL』No.2 p.45
  3. ^ a b c d 『赤穂鉄道の発掘』 p.23
  4. ^ 『赤穂鉄道の発掘』 pp.20 - 21
  5. ^ 『自転車に抜かれたコッペルたち』 pp.66-67
  6. ^ 『赤穂鉄道の発掘』 pp.22 - 23
  7. ^ a b c 『赤穂鉄道の発掘』 pp.25 - 26
  8. ^ a b 『自転車に抜かれたコッペルたち』 p.69
  9. ^ 『赤穂鉄道の発掘』 p.22
  10. ^ 『赤穂鉄道の発掘』 p.29
  11. ^ 『森製作所の機関車』 p.44
  12. ^ 『赤穂鉄道の発掘』 p.26
  13. ^ 『赤穂鉄道の発掘』 p.27
  14. ^ 『SL』 No.10 pp.73 - 74
  15. ^ 『赤穂鉄道の発掘』 pp.11・27
  16. ^ 『関西私鉄気動車秘録』 pp.158 - 159
  17. ^ 『レイル No.71』 p.69
  18. ^ 『森製作所の機関車』 pp.48 - 52


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