突撃隊幕僚長とは? わかりやすく解説

突撃隊幕僚長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/06 21:50 UTC 版)

突撃隊幕僚長(とつげきたいばくりょうちょう、SA-Stabschef)は、国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP, ナチ党)の準軍事組織である突撃隊で用いられていた階級および役職である。ドイツ国防軍の階級では、上級大将に相当する[1]


  1. ^ Campbell 1998, p. 163.
  2. ^ McNab 2009, p. 15.
  3. ^ 阿部良男、169p
  4. ^ McNab 2009, pp. 14, 15.
  5. ^ Flaherty 2004, p. 148.
  6. ^ McNab 2009, p. 14.


「突撃隊幕僚長」の続きの解説一覧

突撃隊幕僚長

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 07:59 UTC 版)

ヴィクトール・ルッツェ」の記事における「突撃隊幕僚長」の解説

1934年7月1日付けレームに代わって突撃隊幕僚長に任じられた。ヒトラー指示にしたがってクルト・ダリューゲ親衛隊中将ドイツ東部での突撃隊解体再編依頼することになったダリューゲによって突撃隊最高指導部主要な政治部門はすべて解体され、その財産提出させられた。事件後の突撃隊親衛隊組み入れられ急速に衰退し青年肉体訓練国防軍入営者への軍事教練行政機関大管区印刷物配布パレードなど政治的な影響力のない分野限定された。 ルッツェは事件以降も、粛清執行あたった親衛隊根深い憎悪抱き続けた1935年8月17日にはシュテッティンにあるホテルレストランでの親衛隊将校もいる席上で、「ドイツ人正義を好む。1934年6月30日邪悪な行為にはいつか報復があるだろう」、「レームのやろうとしたことを気狂いかのように煽りたてたのは誰なのか。突撃隊ではない。罪深いのはもう一つの側だ。私はその名前を言える」「私は引き下がらない。たとえ強制収容所送られたとしてもだ」などと、親衛隊非難する演説をはじめ、親衛隊将校押しとどめられる場面があった。 1938年ブロンベルク罷免事件発生すると、ルッツェは親衛隊失脚させられヴェルナー・フォン・ブロンベルク元帥ヴェルナー・フォン・フリッチュ上級大将、またフリッチュ後任として陸軍総司令官になったヴァルター・フォン・ブラウヒッチュ接触し、彼らを親衛隊攻撃計画誘っている。ヨーゼフ・ゲッベルス日記で「ルッツェはブラウヒッチュを先鋭的な反SS運動巻き込もうとしている。彼はいたるところSS非難し不平不満漏らしSA差別されていると信じている。彼は誤った道に踏み込んだ」と、この事について触れている。 1938年11月水晶の夜の際、ルッツェはゲッベルス指示無視して突撃隊集団指導者たちに対して反ユダヤ暴動参加しないよう命じていたが、結局多数突撃隊員が党政治指導部命令暴動参加した1943年5月1日自動車運転中だったルッツェはポツダム近く交通事故起こした同乗していた長女インゲ死亡し、ルッツェも重傷となったポツダム病院搬送されたが、翌日の晩には息を引き取った52歳だった。突撃隊幕僚長の地位ヴィルヘルム・シェップマン継承した。ルッツェにはナチ党の最高勲章であるドイツ勲章追贈された。

※この「突撃隊幕僚長」の解説は、「ヴィクトール・ルッツェ」の解説の一部です。
「突撃隊幕僚長」を含む「ヴィクトール・ルッツェ」の記事については、「ヴィクトール・ルッツェ」の概要を参照ください。

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