空中線電力とは?

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空中線電力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2008/11/29 12:32 UTC 版)

空中線電力(くうちゅうせんでんりょく)とは送信機が空中線(アンテナ)に対し出力する電波の最大電力(強さ)である。無線局免許状において総務大臣により指定される事項(指定事項)の1つである。

送信出力とも言われる。測定方法は電波型式に応じて定められており、平均電力(全搬送波方式の振幅変調、周波数変調など)、尖頭値電力(抑圧搬送波方式の振幅変調、パルス変調など)などが用いられる。一般に無線局は免許状に記載された空中線電力以内で、かつ通信を行うために必要最小の電力で運用しなければならない(日本電波法第 54 条による)。

通常、空中線電力は「50kW」や「20W」のような形で表される。また、実際に輻射される電波の強さ(実効放射電力(実効輻射電力) effective radiation power:ERP)はこれに給電線(フィーダ)の損失やアンテナの利得が加味される。

日本の法令による定義

空中線電力は、日本電波法施行規則第 2 条で次のように定義されている。

  • 第 2 条
    • 68 「空中線電力」とは、尖(せん)頭電力、平均電力、搬送波電力又は規格電力をいう。
    • 69 「尖頭電力」とは、通常の動作状態において、変調包絡線の最高尖頭における無線周波数 1 サイクルの間に送信機から空中線系の給電線に供給される平均の電力をいう。
    • 70 「平均電力」とは、通常の動作中の送信機から空中線系の給電線に供給される電力であつて、変調において用いられる最低周波数の周期に比較してじゆうぶん長い時間(通常、平均の電力が最大である約 10 分の 1 秒間)にわたつて平均されたものをいう。
    • 71 「搬送波電力」とは、変調のない状態における無線周波数 1 サイクルの間に送信機から空中線系の給電線に供給される平均の電力をいう。ただし、この定義は、パルス変調の発射には適用しない。
    • 72 「規格電力」とは、終段真空管の使用状態における出力規格の値をいう。

測定

測定は、パワーメータによりおこなうのが一般的である。近年は、マイクロプロセッサと表示器を備える制御部と外付けのパワーセンサを組み合わせて、自動校正して使うものが主流である。

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