稲荷寿司
稲荷寿司
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 06:04 UTC 版)
稲荷寿司(いなりずし)は、甘辛く煮た油揚げの中に、酢飯を詰めた寿司の一種。「お稲荷さん」「お稲荷」「いなり」などとも呼ばれる。
- ^ a b 本山荻舟『飲食事典』(平凡社、1958年12月25日発行) p37
- ^ 重金敦之『すし屋の常識・非常識』(朝日新聞出版、2009年2月13日発行) p24
- ^ 【プロ直伝】差がつく「いなり寿司」は3つのコツで作れた!〜この差って何ですか?〜
- ^ 六本木の老舗「おつな寿司」や長野県松本地方の「からしいなり」(後述)
- ^ 銀座の一口いなり寿司「銀座白金や」
- ^ 青森県民はスィーツ好き?|あおもりポテンシャルビュー
- ^ “伝統の「ジャンボサイズ」脈々と…門前町で愛され続ける「ここだけ」の定番土産 熊谷「妻沼のいなり寿司」”. saitama-np.co.jp (2023年7月23日). 2023年10月2日閲覧。
- ^ 【食ナビ】そばやクルミ、味の競演「笠間いなり」具材は変わり種『日本経済新聞』夕刊2017年11月7日
- ^ “松本伝統の味「からしいなり」に迫る 油揚げが「裏返し」内側に「からし」ルーツは神事の味?”. 長野放送. 2023年6月23日閲覧。
- ^ 江戸稲荷寿司
- ^ ミクロネシア連邦 - 愛知県国際交流協会
- ^ “いなり寿司と巻き寿司のセット…『助六寿司』名古屋発祥の“名古屋めし説” 江戸時代の百科事典にも記述アリ”. 東海テレビ. 2023年11月30日閲覧。
稲荷寿司
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:05 UTC 版)
稲荷寿司 助六寿司 詳細は「稲荷寿司」を参照 稲荷寿司の語源は、油揚げが稲荷信仰に関わりの深い狐の好物であることに由来する(このため「狐寿司」と呼ぶ地方もある)。『守貞謾稿』「江戸では油揚げの一方を裂いて袋状にし、木茸、カンピョウなどを刻みいれた酢飯を詰めたすしを、天保の末年から売り巡る。最も賤価なすし。稲荷ずしまたは篠田ずしという。店売りは天保前からあり、名古屋には以前からある」とある。『天言筆記』(明治成立)には飯や豆腐ガラ(オカラ)などを詰めてワサビ醤油で食べるとあり、「はなはだ下直(低価格)」ともある。『近世商売尽狂歌合』(1852年)の挿絵には、今日では見られない細長い稲荷寿司を、切り売りする屋台の様子が描かれている。 現代の稲荷寿司は袋状に開いた油揚げを煮付け、中に酢飯のみを詰める場合と、酢飯にニンジンや椎茸、ゴマなどを混ぜ込んで詰める場合とがあり、後者を「五目稲荷」と呼ぶこともある。岐阜県あたりを境に、東は四角、西は三角と、地域によって形が分かれる。いずれも印籠寿司の範疇内に分類される寿司である。また、稲荷寿司と巻き寿司を詰め合せたものを助六という。これは「揚げ」と「巻き」で揚巻(歌舞伎『助六』に登場する花魁の名)という洒落である。
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