租とは? わかりやすく解説

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た‐ちから【田力/租】

読み方:たちから

《「たぢから」とも》律令制で、田に課され租税田租(でんそ)。→租(そ)


そ【租】

読み方:そ

常用漢字] [音](漢) [訓]みつぎ

田畑収穫に対して割り当てる税。年貢また、一般に税金。「租税課租貢租地租田租納租免租公租公課

土地や家を借りる。「租界租借

名のり]つみ・もと


そ【租】

読み方:そ

律令制における基本的物納課税の一。口分田位田功田などに課され、田一段につき稲二束二把(のち一束五把)を納めるもの。正倉蓄積されて、毎年出挙(すいこ)による利稲地方各国財源となった。→庸(よう) →調(ちょう)


読み方:ソ(so)

律令制で、官に納めた田地からの収穫(稲)一部

別名 田租


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/13 15:36 UTC 版)

(そ)は、(ぜい)と並んで、国家維持に必要な財政を調達するために、政府が徴収する財物サービスのことである。国衙の経費(地方財源)に充当されていた。




「租」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 03:58 UTC 版)

租庸調」の記事における「租」の解説

租は、口分田1段につき2束2把とされ、これは収穫量の3 %から10 %当たった原則として9月中旬から11月30日までに国府納入され田租、この移送を「輸」と呼ぶ)、災害時用の備蓄米不動穀)を差し引いた残り国衙の主要財源とされた。しかし、歳入としては極めて安定であったため、律令施行よりまもなく、これを種籾として百姓貸し付けた出挙利子国衙の主要財源とするようになった一部舂米(臼で搗いて脱穀した米)として、1月から8月30日までの間に、京へ運上された(年料舂米)。 また、戸ごと五分上の減収があった場合には租が全免される規定賦役令水旱霜条)があり、そこまで被害が無い場合でも「半輸」と呼ばれる比例免の措置取られるケースがあったが、当時農業技術では、全免・比例免を避けることは困難であった。そこで、1つ令制国内において定められた租の総額に対して7割の租収入確保することを目標として定めた不三得七法」と呼ばれる規定導入されたが、これを達成することも困難であったため、大同元年806年)に旧例として原則化されるまでしばしば数字変更が行われた。 唐の律令では、丁の人数基準とした丁租であるのに対して日本の律令では田の面積を基準とした田租となっている。このため日本における租は律令以前初穂儀礼由来するではないか、とする説もある。

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「租」を含む「租庸調」の記事については、「租庸調」の概要を参照ください。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 03:58 UTC 版)

租庸調」の記事における「租」の解説

均田制に基づく田地支給に対して、粟(穀物)2石を納める義務負った。これが租である。租は穀物納めるであったが、当時の唐の基盤となった華北主食は粟(アワ)であり、租の本色基本的な納税物)は粟とされていた。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:30 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. 律令制一つ口分田位田などの収穫一部を稲で納めるもの。

熟語


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