秋田県立秋田高等学校とは? わかりやすく解説

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秋田県立秋田高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 00:05 UTC 版)

秋田県立秋田高等学校(あきたけんりつあきたこうとうがっこう)は、秋田県秋田市に所在する県立高等学校。通称は「秋高」(しゅうこう)。


  1. ^ 例えば第23代校長・小野襄は、創立60周年記念式典において「(前略)全国を通じて創立六十周年を迎えた中学校は、わずか三校にすぎない。(後略)」と述べている(秋高百年史編纂委員会『秋高百年史』秋田県立秋田高等学校同窓会、1973年、30頁。 数字は原文のまま漢数字とした)。また、第32代校長・秋山光雄は校史の巻頭言において「(前略)本校は明治六年、廃藩置県の後をうけて創立された洋学校を濫觴とし、古きこと全国の第四位に位置するものであります。(後略)」と記している(百十周年実行委員・校史委員『秋高二世紀十年史』秋田県立秋田高等学校同窓会、1983年、6頁。 数字は原文のまま漢数字とした)。
  2. ^ 日本の高等学校設立年表
  3. ^ 「矢留軍の歌」をはじめとする一連の応援歌や「鎧袖一触 矢留軍」という応援幟など、現在でも応援には「矢留」の語が多用されている。
  4. ^ 秋田県立秋田高等学校/生徒会活動・秋高三大行事
  5. ^ 当時盛んであった学生運動の時流に乗ったものではあり、急進的な着装自由化賛成派生徒の感情が激化したこともあったが、結局形の上では同盟休校等の実力行使もなく、生徒・職員間の合同委員会によって2年半という期間をかけて実現した(秋高百年史編纂委員会『秋高百年史』秋田県立秋田高等学校同窓会、1973年、440-444頁。 )。しかしながら、着装自由化運動当時生徒会長を務めた卒業生は、当時の生徒側の雰囲気を「確実な反対者がいるにもかかわらず、彼らは自分の意見を表明することができなくなっていたのである。」「あの時の様相は明らかに全体主義の姿勢をもっていた。反対者などいるわけがない、賛成するのが当然な生徒のあるべき態度という雰囲気だったのである。」(前掲書 p.453)と述懐している。
  6. ^ 県内の全日制高校としては唯一、私服通学が認められている学校である。
  7. ^ a b c 「秋高同窓会だより」第90号p.7 (PDF)
  8. ^ a b c 秋田県立秋田高等学校 学校沿革概要
  9. ^ 秋田高校東京同窓会 秋田県立秋田高等学校の概要
  10. ^ 藤田祥子「「自由」の意義、考えよう 秋田高 着装自由化導入50年 現役生とOBら意見交換」『秋田魁新報』2021年11月26日、27面。
  11. ^ a b c d e f g h 秋高百年史編纂委員会『秋高百年史』秋田県立秋田高等学校同窓会、1973年。 
  12. ^ a b c 百十周年実行委員・校史委員『秋高二世紀十年史』秋田県立秋田高等学校同窓会、1983年。 
  13. ^ a b サンケイ新聞秋田支局『伝統は生きている -秋高青春史-』明昭会、1965年。 
  14. ^ 秋田魁新報
  15. ^ a b 現在の秋田県教育庁主幹級とは職階が異なる。当時の主幹は課長級よりも職階が上であり、現在の参事に相当する。
  16. ^ 秋高百年史編纂委員会『秋高百年史』秋田県立秋田高等学校同窓会、1973年、53頁。 なお、「三剣を以て智、徳、勇を表徴するの外、北国を表す六弁の雪を模したるもの」「秋田を意味する矢留を表す」等の意味づけも存在するが、これは後年の解釈である。
  17. ^ 秋田県立秋田高等学校/学校案内/学科・教育課程
  18. ^ 県公立高、7校で計185人削減 12年度募集定員(さきがけ on The Web、2011年7月8日)(2011年7月10日閲覧)
  19. ^ いわゆる「推薦入試」であるが、中学校長推薦ではなく自己推薦。出願者数が募集定員の3倍を超えた場合、書類のみの審査による足切りが行われる。
  20. ^ 秋田県の県立高校では2005年(平成17年)に前期選抜・一般選抜・後期選抜の3段階選抜に移行した。ただし秋田高校の後期選抜定員は0名のため、事実上3段階ではなく2段階選抜。
  21. ^ かつては弁論大会、英語暗唱大会、合唱コンクール等の生徒会主催行事が存在したが漸次減少し、1984年(昭和59年度)、当年開催の秋田インターハイに関連する歓迎準備事業や環境整備事業等で生徒会業務が多忙となるのを理由に、それまで「秋高四大行事」のひとつとして残っていた合唱コンクールも休止されて、それ以降一度も復活することもなく、実際にも、また生徒の意識の上でも「秋高三大行事」へと収束することとなった。
  22. ^ 原則として全生徒が1種目以上の競技に出場する。また公平を期するため、競技に密接に関係する運動部に所属する生徒は当該競技には出場できないという制限を設けている。例えば硬式野球部及び軟式野球部に所属する生徒は学級対抗の野球競技には出場できない。
  23. ^ 例えば、1886年(明治19年)秋田中学に赴任した英語教師・青木義教により生徒にベースボールが伝授され、同年には既に秋田医学校との対外試合を行っていたという説(森田信博「明治期における秋田県での野球受容と統制について」『秋田大学教育部研究紀要 教育科学』第43号、秋田大学教育学部、1992年2月、27-43頁、CRID 1050001202960575232hdl:10295/1179ISSN 03870111 )や、1894年(明治27年)創部であるという説(学生野球)など。
  24. ^ a b 1892年(明治25年)4月1日、生徒・職員・卒業生を一体とした校友会が発足。このうち卒業生を主体とした組織として1915年(大正4年)8月22日、同窓会が発足した。同窓会発足後も生徒・職員を主体とした組織としては校友会が存続。のち戦中の報国団を経て1948年(昭和23年)生徒自治会1950年(昭和25年)生徒会へと改組となった。
  25. ^ 生徒会費の額面の変更を除き、会則改正のためには評議委員会の3分の2以上の連署による発議及び全生徒会員の過半数の賛成を要する。
  26. ^ a b 各クラスで選出・指名されたクラス委員長及び常置委員会委員に限っては、学校当局の各校務分掌に対する協力機関としても位置付けられており、学校長により任命される。他の役員・委員、例えば生徒会役員等は学校長による任命ではない。
  27. ^ 「生徒会総務」は通称。生徒会会則には組織としての「総務」は規定されていない。
  28. ^ 秋田高校では「応援の自由」が標榜されており、全県高校総体等において学校当局あるいは応援特別委員会によって各生徒に強制的に応援対象競技が割り当てられることはなく、生徒は自身の希望により任意の競技へ応援に行くことになっている。
  29. ^ 1951年(昭和26年)、それまで生徒会とは別組織であった応援団幹部から生徒会組織のひとつとしての応援委員会(定員15名、全校選挙制の常置委員会)へ移行。1973年(昭和48年)、公募制の特別委員会に改組され現在に至る。
  30. ^ 秋高祭における文化部合同企画の運営母体も文化部委員会と称するが、これは生徒会会則における文化部委員会ではなく、秋高祭実行委員会の下部組織である。
  31. ^ 1943年(昭和18年)から1948年(昭和23年)までの6年間は休刊している。創刊当初は校友会雑誌部の発行であり、寄稿者は生徒をはじめ職員、卒業生に及び、内容も校報のほか政治、経済、哲学、科学、文芸と多様であったが、復刊後は1年間の学校・生徒会・クラブの活動を振り返る卒業記念誌の色彩が強くなっている。
  32. ^ a b 会則第23条に基づき、生徒会長の委託及び評議委員会の承認により発会する、専門執行に関する臨時の実行委員会。委託された任務の完遂により自動解散となる。
  33. ^ 2007年(平成19年)の学校教育法改正により各教育委員会判断による副校長職設置が可能となったのに伴い、設置。初年度は秋田県知事部局行政職からの異動起用。県教育庁課長待遇。
  34. ^ 教職員と家庭(生徒保護者)との間をつなぐパイプとして、第28代校長・鈴木健次郎の提唱により「たかだい」の発行が始められた。


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