福沢諭吉の少年時代
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | |
配給: |
スタッフ | |
監督: | 関川秀雄 セキカワヒデオ |
製作: | 大川博 オオカワヒロシ |
脚本: | 片岡薫 カタオカカオル |
企画: | 山崎季四郎 |
赤川孝一 | |
芹川一郎 セリカワイチロウ | |
撮影: | 仲沢半次郎 ナカザワハンジロウ |
音楽: | 伊福部昭 イフクベアキラ |
美術: | 川島泰三 カワシマタイゾウ |
編集: | 池田さだ子 イケダサダコ |
録音: | 林朗 |
照明: | 福田次郎 フクダジロウ |
キャスト(役名) |
森勇 モリイサム (福沢諭吉) |
片岡栄二郎 カタオカエイジロウ (三之助) |
松浦築枝 マツウラツキエ (お順) |
七条友里子 ナナジョウユリコ (お鐘) |
鈴木文男 スズキフミオ (早川大介) |
平野頌二 (横井寅吉) |
矢野憲二 ヤノケンジ (浪貝小六) |
小田享 (中村長太郎) |
新海光男 (伊助) |
武田昭 タケダアキラ (源太) |
加藤嘉 カトウヨシ (白石照山) |
波多野包 (塾長) |
吉田忠治 (会頭) |
水野浩 ミズノヒロシ (井ノ口) |
太田優子 オオタユウコ (女乞食) |
赤城春恵 アカギハルエ (狐使い) |
浪花五郎 ナニワゴロウ (中年の男) |
藤木錦之助 フジキキンノスケ (早川家の侍) |
東日出雄 アズマヒデオ (瓦版売り) |
解説 |
近代日本の父福沢諭吉の少年時代を、彼の自伝から材をとって(フィクションも交っているが)、描いた教育映画。東映教育映画製作一○○本記念作品。(第一作は昭和三○年一月「ふろたき大将」)監督を「野口英世の少年時代」の関川秀雄、脚本を「二宮尊徳の少年時代」の片岡薫、撮影を同じく仲沢半次郎が、それぞれ担当している。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
物情騒然たる幕末、豊前中津藩の貧乏下士の家庭に生い育った福沢諭吉は、父のいない苦しい家計を助けるため、いかけや刀の鞘塗りの内職をしていたが、兄の三之助や母のお順から学問の道をおしえられ、白石照山の塾へ入った。年下の子供たちと一緒の組にされた諭吉は、負けず嫌いを発揮してひそかに猛勉強、その結果どんどん上の組に上っていった。だが塾での上士の子の横暴と下士の子の屈従ぶりを見て、封建制と階級制の不合理を身にしみて感じる。正しい意見も行動も「下士の子の分際で生意気だ」と片づけられ、言葉を返せば暴力をふるわれた。どんなにされても我慢しなければならぬ諭吉を励ましてくれるのは母や照山先生の「人間は誰でも同じだ」という言葉だった。ある日諭吉を困らすため、お目付役の子早川大介の計略で試胆会が開かれたが、諭吉はみごとに行動し、かえって大介の方が腰をぬかしてしまう。卑怯にもいいがかりをつけ、早川家に詫状を入れさせ、あげくに多勢で彼を袋叩きにした。あまりの仕うちに発憤した彼は、封建的な中津藩をとび出す決心をかためた。三之助は彼の決心に動かされ、長崎へ行って勉学するようにすすめた。こうして諭吉は、人間の平等を求めて新しい世界へ旅立っていく。 |
固有名詞の分類
- 福沢諭吉の少年時代のページへのリンク