神の母とは? わかりやすく解説

神の母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 05:56 UTC 版)

神の母(かみのはは、ギリシャ語: Θεοτόκος, ラテン文字転写: Theotókos、テオトコスもしくはセオトコスと転写)とは、キリスト教の用語でイエス・キリストの母マリア聖母マリア)に対する称号。 マリアが神の母であるとは、キリストの神的位格υπόστασις)を生む母であることを意味し、キリストを神の本性φύσις)において生んだという意味ではないとしている。ここでいう位格(自立存在ともいわれる)とは、他の存在に依存することなく存在するものをいう。アレクサンドリアのアタナシオスはマリアをロゴスλόγος:神の御言葉)の母と称していた。つまり、マリアは神の位格のひとつロゴス(子なる神、神子:かみこ)の母であるとの意味である。




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神の母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 18:29 UTC 版)

プロテスタントにおけるマリヤ観」の記事における「神の母」の解説

神の母の称号は、431年エフェソス公会議承認された。これはネストリウス派対するもので、この称号頻繁に非カルケドン派正教会ローマ・カトリック典礼用いられるルター述べている。 私たちは神がマリアによって神性与えられたのでないことを知っている。しかし、この神はマリアの子として生まれたマリアは神の母である。 しかし、プロテスタントにおいて「神の母」の語は論争の的であったカルヴァンはその語の「迷信的な用い方について深い憂慮表明した他方新正統主義カール・バルトローマ・カトリック聖母マリア神学強く批判する一方でマリアを「神の母」と認めるなど、プロテスタント内に様々な見解みられる

※この「神の母」の解説は、「プロテスタントにおけるマリヤ観」の解説の一部です。
「神の母」を含む「プロテスタントにおけるマリヤ観」の記事については、「プロテスタントにおけるマリヤ観」の概要を参照ください。

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