社会情動的選択性理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/29 23:21 UTC 版)
社会情動的選択性理論(しゃかいじょうどうてきせんたくせいりろん)は、スタンフォードの心理学者Laura L. Carstensenによって提唱された。これは、生涯にわたるモチベーションについての理論である。この理論によれば、人生の残り時間が少なくなると、人々は通常、強い選択を行うようになり、自分の持つ資源を、情動的に満足できるような目標や活動に注ぎ込むようになる。こうしたモチベーションの変化は、認知の過程にも影響を及ぼす。加齢により、注意や記憶の過程で、ネガティブな情報よりもポジティブな情報を好んで取り入れるようになる(これはポジティブ効果と呼ばれている)。
- ^ a b c Carstensen L.L. Motivation for social contact across the life span: a theory of socioemotional selectivity. Nebr Symp Motiv. 1992;40:209-54.
- ^ Grossmannら "A cultural perspective on emotional experiences across the life span". Emotion 14 (4): 679
- 1 社会情動的選択性理論とは
- 2 社会情動的選択性理論の概要
- 3 参考文献
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