碓とは? わかりやすく解説

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から‐うす【唐臼/×碓】

読み方:からうす

地面掘って臼を据え(きね)の一端を足で踏んで穀類などをつく仕掛けのもの。ふみうす

(「殻臼」とも書く)稲などのもみがらを落とすための農具上臼と下臼からなる


うす【臼/×碓】

読み方:うす

穀物精白したり、粉にしたり、餅(もち)をついたりする道具つき臼ひき臼とがある。

臼の画像

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/21 09:51 UTC 版)

(うす、舂)とは、製粉脱稃に用いる道具である。


注釈

  1. ^ なお、カール・マルクスは『資本論』の中で、「全ての機械の基本形は、ローマ帝国水車において伝えた。」「機械の発達史は、小麦製粉工場の歴史によって追求できる」と、述べた。

出典

  1. ^ a b c d 農具など生産の道具 高崎市歴史民俗資料館
  2. ^ 三輪茂雄『粉』法政大学出版局、2005年、47-48頁
  3. ^ 石臼 青森県立郷土館
  4. ^ a b c 三輪茂雄『粉』法政大学出版局、2005年、48頁
  5. ^ 三輪茂雄『粉』法政大学出版局、2005年、60頁
  6. ^ a b c 三輪茂雄『粉』法政大学出版局、2005年、61頁
  7. ^ 石皿とは」コトバンク、世界大百科事典 第2版の解説より。
  8. ^ 磨臼とは」コトバンク、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説より。
  9. ^ ダグラス・プレストン『猿神のロスト・シティ 地上最後の秘境に眠る謎の文明を探せ』NHK出版、2017年、251頁。ISBN 978-4-14-081716-2 
  10. ^ a b 社団法人全国調理師養成施設協会『調理用語辞典 改訂版』1999年、113頁
  11. ^ 奥村彪生『日本めん食文化の一三〇〇年』(増補版第1刷)農山漁村文化協会、2014年。ISBN 9784540111730 pp.74-75
  12. ^ 石臼 関ケ原町歴史民俗資料館
  13. ^ 世界大百科事典 第2版「茶臼」コトバンク、2015年9月1日閲覧
  14. ^ 桑原秀樹『お抹茶のすべて』誠文堂新光社、2015年、ISBN 9784416615300、p.44.
  15. ^ 「飲食事典」本山荻舟 平凡社 p54 昭和33年12月25日発行
  16. ^ 三輪茂雄『臼』法政大学出版局、1978年、94頁


「臼」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 22:24 UTC 版)

「臼」の記事における「碓」の解説

碓(たい)、唐臼からうす)、踏み臼ふみうす)は、中国発達したつき臼一種で、てこの原理などを利用して足で踏んでを動かすことによって精米製粉餅つきを行う足踏み式の臼。有史以前日本にも伝来し近年まで使われていた。東南アジア等にも広く普及し使われている。 また、後漢時代には河川など利用して精米を行う、臼と同じ原理碓(すいたい)と呼ばれる大型の碓も利用された。碓は大量穀物精製できるために、権力者中には碓を用いて自分土地穀物のみならず他人穀物精製受け持って(あるいはそのもの貸し出して利益を得るものもいて、一種財産となった西晋の時代河内郡太守となった劉頌が、同郡には公主(同郡は皇室司馬氏)の故郷皇族封地が多い)が勝手に碓を設けて水路切り開くために、一般農民灌漑妨害になっている皇帝訴えて、これらを全て壊したという(『晋書』)。 だが、後にひき臼である碾(碾を参照)の要素加えて製粉も可能とした碾磑てんがい/みずうす)が登場するうになると、その害はますます激しくなった。碾磑初期のものはすでに後漢時代には中国本土から離れた楽浪郡でも発掘されているが、特に盛んになったのは唐の時代になってからで、貴族自己の荘園内の河川水路碾磑設置して専門の戸(磑戸)を設置して製粉業行った。これは華北中原においては粟の栽培基本にしつつ水稲栽培推進されていた均田制期の農業政策対す阻害となることから、唐王朝灌漑用水妨害となる碾磑に対して厳し態度臨み、たびたび碾磑設置禁令実際撤去が行われていたが、気候的・地理的条件において不利を抱えていた華北における稲作政策次第放棄されて、代わりに小麦栽培奨励されるようになったことに加え均田制解体と、それに替わって華北中原において粟と小麦による2年3毛作を前提とした両税法への移行によって、碾磑規制必要性希薄となり、却って小麦粉食対応するために碾磑設置対す規制有名無実化されていった。もちろん、水稲栽培地域では依然として碾磑規制必要性をもって行われていた。 中国歴代王朝政にとって、こうした碓・碾・碾磑利便性財産価値一般住民の生活農業用水の確保という相反する目的をいかに調和させるかが、洪水防止と並ぶ、治水政策最大課題となったのである。 なお、日本にも推古天皇18年610年)に来日した曇徴によって碾磑伝来され(『日本書紀』)、天平19年747年)に法隆寺大安寺作成した資財帳それぞれ「碓屋」と記され家屋所有確認でき、これが碾磑施設見られている。ただし、日本粉食が行われるようになったのは後世のことであり、当時日本では普及しなかったと考えられている。

※この「碓」の解説は、「臼」の解説の一部です。
「碓」を含む「臼」の記事については、「臼」の概要を参照ください。

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