硝化

デジタル大辞泉

しょう‐か〔セウクワ〕【硝化】

読み方：しょうか

１ アンモニアが微生物によって酸化され、亜硝酸塩や硝酸塩に変化すること。硝化作用。

２ 化合物中にニトロ基を導入する反応。

水処理関連用語集

硝化＜硝化反応＞

好気条件下で亜硝酸菌、硝酸菌の作用により、アンモニア性窒素を亜硝酸性窒素、硝酸性窒素に酸化することをいいます。

生物学用語辞典

硝化作用

同義/類義語：硝化
英訳・(英)同義/類義語：Nitrification

窒素循環で、細菌や真菌などの作用で窒素成分が硝酸イオンに変換されること。

「生物学用語辞典」の他の用語

化学反応や酵素反応生体経路など：

異化  疎水結合  真の光合成  硝化作用  硫酸還元  硫黄同化  硬化

水質用語集

硝化

排水中の窒素化合物から生じたアンモニアを亜硝酸や硝酸に酸化する現象を硝化といいます。この硝化には硝化菌と呼ばれる細菌が関与しています。硝化菌は一般の細菌に比べて増殖が遅いため、下水処理では有機物の酸化分解よりも遅れて硝化が起こる傾向があります。

ウィキペディア

硝化作用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/02/25 08:25 UTC 版)

硝化作用（しょうかさよう）は微生物によりアンモニアから亜硝酸や硝酸を生じる作用を指す。アンモニアを酸化し亜硝酸を生ずるアンモニア酸化細菌・アンモニア酸化古細菌、亜硝酸を酸化し硝酸を生ずる亜硝酸酸化細菌により反応が進む。これらの細菌は独立栄養細菌で、それぞれアンモニアの酸化、亜硝酸の酸化によりエネルギーを得る。有機成分の存在下ではほとんど増殖せず、死滅することもある。

ウィキペディア小見出し辞書

硝化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/02/22 06:15 UTC 版)

「ニトロセルロース」の記事における「硝化」の解説

硝化装置には主に三種類の方式があるが、現在ではデュポン式のみになっている。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

硝化

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 09:25 UTC 版)

名詞

硝 化（しょうか）

1. 土壌中の窒素化合物が分解して生じたアンモニアが硝化細菌などの微生物によって酸化され亜硝酸や硝酸に変化すること。硝化作用。
2. 化合物中にニトロ基を導入する反応。

Weblio日本語例文用例辞書

「硝化」の例文・使い方・用例・文例

• アンモニアや硝酸塩を酸化させる通常棒状のバクテリア：硝化バクテリア
• 亜硝酸塩を酸化して硝酸塩にする硝化バクテリアのどれか
• 化合物を硝化する
• 硝化菌という細菌