破砕精米

焼酎・泡盛用語集

破砕精米（はさいせいまい）

焼酎などに使用する目的で、食用米を圧砕したもの。破砕精米は90％程度に精米したコメを、主食への転用を防ぐため荒く破砕してあり、焼酎製造の麹（こうじ）原料として、またコメ焼酎の主原料として広く使用されている。本土の本格焼酎は、大正時代より（第二次大戦中を除く）タイやビルマの外米を使用してきたが、昭和四五酒造年度から外米輸入が制限され、内地米に切り替った。ただし沖縄は特例として現在も外米使用が認められている。これまでは政府米を払い下げて精米に供していたが、政府保有米が底をついたため今後の成り行きが注目されている。