着生ランとは? わかりやすく解説

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着生ラン

気生ラン樹木の幹や、岩などにくっついて生育しているラン。(Epiphytal Orchid) ⇔地生ラン半着生ラン。⇒岩生ラン
着生ランが現れ経緯推測
ランは最も遅くこの地球上現れたため、既に他の植物覆われ環境進出しなければならなかった。そこで、自分体のつくり栄養分を得る仕組み変えることによって、より生存競争少ない、つまり他の植物があまり生えていない岩の上や、高いの上での生活に適応していった。
「着生ラン」の研究
木に張り付いて生息するランは、長い間、「寄生植物」だと考えられてきた。
②1810年頃、イギリスの王科学院長・のジョーゼフ・バンクス卿(Joseph Banks,1743~1820年)の実験によって、この種のラン寄生植物ではなく着生植物であることが解明された。
「着生ラン」の特徴
①空中の湿気樹木や岩を伝わるから水分得ている。
乾燥に耐えられるように肉厚革質)を有する
樹木から養分を奪うことはないので「寄生」とは異なる。
④ラン植物の80%が「着生ラン」であると言われている。
一般に亜熱帯から熱帯赤道中心に南北緯度およそ30°の範囲通常南北回帰線内側)に自生しているランに「着生ラン」が多い。
「着生ラン」の例
カトレヤ属C.)、ファレノプシス属(Phal.)、バンダ属V.)、オンシジウム属Onc.)、デンドロビウム属(Den.)、リンコスティリス属Rhy.)、エリデス属Aer.)、アングレカム属Angcm.)。

着生植物

(着生ラン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/13 14:54 UTC 版)

着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)とは、土壌に根を下ろさず、他の木の上、あるいは岩盤などに根を張って生活する植物のことである。




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