ちょくせつ‐きんゆう【直接金融】
直接金融
従来は企業が資金調達する時は、銀行などの仲介者を通じて融資のかたちで調達することが主流でした。戦後から高度成長期まで長期間続いた資金の流れ方で、これを「間接金融」と呼びます。しかし、証券市場が整備され拡大すると、企業は時価発行などで資金の供給者である個人や機関投資家から資金を調達するようになりました。これを「直接金融」と言い、証券会社が貸し手と借り手の間に立って仲介役を果たします。直接金融が浸透した1970年代は、「銀行よさようなら、証券よこんにちは」というキャッチフレーズが流行しました。1,200兆円の個人金融資産や金融ビッグバンを背景に、今後はさらに直接金融のウエイトが増すものと予想されています。
直接金融
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/06 08:14 UTC 版)
直接金融(ちょくせつきんゆう、Direct finance)とは、金融の一形態で、自らが所有する資金を、受ける側へ直接的に供給(出資、融資など)する仕組みのこと。対義語は間接金融。
- ^ 小塩隆士 『高校生のための経済学入門』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2002年、166頁。
- ^ ダイヤモンド社編 『日本経済の論点いま何が問題なのか』 ダイヤモンド社、2004年、127頁。
- ^ 政治・社会 【日本の解き方】「現預金874兆円」の真相 直接金融の国と間接金融の国 (1/2ページ)ZAKZAK 2014年6月24日
- ^ オフィステクスト・三菱総合研究所政策経済研究センター 『手にとるように経済がわかる本』 かんき出版、2009年、160頁。
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