目下恋愛中
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1951 |
配給: | 東宝 |
スタッフ | |
監督: | 渡辺邦男 ワタナベクニオ |
製作: | 加藤譲 カトウユズル |
脚本: | 松浦健郎 |
撮影: | 渡辺孝 ワタナベタカシ |
音楽: | 山田栄一 ヤマダエイイチ |
美術: | 小川一男 オガワカズオ |
キャスト(役名) |
柳家金語楼 ヤナギヤキンゴロウ (伊村多作) |
川田晴久 カワダハルヒサ (長男一郎) |
清水金一 シミズキンイチシミキン (次男二郎) |
内海突破 ウツミトッパ (三男三郎) |
沢村貞子 サワムラサダコ (多作の妻) |
塩沢登代路 シオザワトヨジ (一郎の妻秋子) |
隅田恵子 スミダケイコ (二郎の愛人八重子) |
清川虹子 キヨカワニジコ (三郎の恋人品子) |
伴淳三郎 バンジュンザブロウ (課長) |
広瀬恒美 ヒロセツネミ (専務) |
熊谷二良 (部長) |
山室耕 (小説家の弟子) |
昔々亭桃太郎 (屋台のオヤジ) |
八千草薫 ヤチグサカオル (青山純子) |
解説 |
東宝元製作部長加藤譲のプロデューサー転向第一回作品。脚本は「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」「熱砂の白蘭」などの松浦健郎、監督と撮影とは「伊豆物語」の渡辺邦男と渡辺孝のコンビである。主な出演者は、「初恋トンコ娘」の柳家金語楼に川田晴久、清水金一、内海突破のコメディアンたちがつき合い、沢村貞子、清川虹子、伴淳三郎、宝塚からの新人八千草薫などが助演している。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
丸の内の亜細亜火災保険会社に三十八年外交員を勤める伊村多作は、外交員採用試験の審査委員の末席につらなったが、彗星のごとき一女性が応募者のなかに現れ全員の眼をみはらせた。青山純子というその女性は勿論見事に試験にパスしたが、専務が彼女を秘書にするというのを多作は極力反対して外交員に採用した。こうして多作と純子は一緒に外交をはじめたが、またしても専務が彼女を秘書にしようとして待合いへ連れ込んだのを見て、多作もそのあとを追った。しかし斗酒をも辞さぬ純子の豪飲ぶりに専務はどぎもを抜かれ、このことから多作も純子も会社をやめる破目になり、純子は多作の家に同居させて貰うことになった。多作には、一郎、二郎、三郎と、いずれも余り出来のよくない息子があったが、一郎は妻の秋子を、二郎、三郎はそれぞれその恋人たちをそっちのけに、純子を中に戀の乱戦を展開することになったが、純子は「目下恋愛中」ですからと書き置きして家出してしまった。純子の恋愛の相手は誰だろうというみんなの好奇心は、彼女が「目下恋愛中」という映画に、幸運のニュー・フェイスで当選したという事実で解消、多作の家庭はまたもとの軌道にもどった。 |
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