百済観音とは? わかりやすく解説

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くだら‐かんのん〔‐クワンオン〕【百済観音】

読み方:くだらかんのん

法隆寺大宝殿の観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)立像通称飛鳥時代の作。


くだらかんのん 【百済観音】

奈良法隆寺にまつる飛鳥時代観音像江戸中期記録に「百済国より渡来」とあるので、こう呼ぶが、実は日本での作という、国宝

百済観音

読み方:クダラカンノン(kudarakannon)

作者 浜田青陵

初出 大正15年

ジャンル 随筆


百済観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 04:35 UTC 版)

百済観音(くだらかんのん)は、奈良県斑鳩町法隆寺が所蔵する飛鳥時代(7世紀前半 - 中期)作の仏像(木造観音菩薩像)である。日本の国宝に指定されている(指定名称は「木造観音菩薩立像(百済観音)1躯」)。日本における木造仏像彫刻の古例として貴重であるとともに、大正時代以降、和辻哲郎の『古寺巡礼』、亀井勝一郎の『大和古寺風物誌』などの書物で紹介され著名になった。


  1. ^ 久野健編『仏像巡礼事典』新訂版(山川出版社、1994)には「209.4cm」とある。
  2. ^ (小泉、1998)、p.148
  3. ^ 『精選版 日本国語大辞典』「百済観音」 小学館 2006年
  4. ^ 『日本の美 第4巻 法隆寺』平凡社 1965年、p.75
  5. ^ (小泉、1998)、p.122; 『特別展百済観音』p.111の解説(執筆は田中義恭)
  6. ^ (小泉、1998)、p.122; (佐藤、1988)、p.101 - 102
  7. ^ (町田、1989)、p.231
  8. ^ (小泉、1998)、p.123
  9. ^ 文部省宗教局編『国宝(宝物類)目録』、1940
  10. ^ a b c (高田、1988)、pp.95 - 97; (小泉、1998)、pp.125 - 126
  11. ^ a b 『法隆寺大鏡』第40集 東京美術学校 刊編1917年(大正6年)2月刊、p.1『古今目録抄』上巻の金堂に関する記述の部分の裏書に像名は記されていないが〈橘寺の所の者より送るなり〉」と記載し、同寺衰微移送を唱える
  12. ^ 東野治之「古代における法隆寺金堂の安置仏像」『大和古寺の研究』塙書房 2011年、初出『古代文化』61巻2号、2009年9月、p.138
  13. ^ 高田良信『法隆寺の謎と秘話』<小学館ライブラリー>[ 1993年、pp.8-9、21
  14. ^ a b (高田、1988)、pp.97 - 98; (小泉、1998)、pp.131 - 134
  15. ^ 『法隆寺大鏡』第40集 東京美術学校 刊編1917年(大正6年)2月刊、p.1「寺伝一に百済観音といい、また台座に虚空蔵菩薩と明記あるに依り、一つにこの称を正しとするが如くにも伝えられたり」と記述
  16. ^ a b (佐藤、1988)、pp.104 - 106; (小泉、1998)、pp.138 - 147
  17. ^ a b 高柴季史子『法隆寺百済観音像私考』『帝塚山大学大学院人文科学研究科紀要』第12号、2010年3月、紀要新説だが、石井公成の論文評価『百済観音は止利様式でないものの法隆寺系:高柴季史子「法隆寺百済観音像私考」』2011年12月6日『聖徳太子研究の最前線』ブログがある
  18. ^ 『特別展百済観音』p.118 - 135


「百済観音」の続きの解説一覧

百済観音(和嶋慎治)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 06:20 UTC 版)

大日本仏像連合」の記事における「百済観音(和嶋慎治)」の解説

ギターコーラス人間椅子メンバー大学では仏教学部所属していたため、メンバーの中では最も仏教に詳しい。人間椅子においても、仏教思想根幹とした楽曲数多く制作している。

※この「百済観音(和嶋慎治)」の解説は、「大日本仏像連合」の解説の一部です。
「百済観音(和嶋慎治)」を含む「大日本仏像連合」の記事については、「大日本仏像連合」の概要を参照ください。

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