白鳳地震とは?

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白鳳地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/19 15:23 UTC 版)

白鳳地震(はくほうじしん)は、白鳳時代飛鳥時代後期)の天武天皇13年(684年)に起きた、南海トラフ沿いの巨大地震と推定される地震である。南海トラフ巨大地震と推定される地震の確実な記録としては最古のものである。白鳳の大地震(はくほうのおおじしん)、白鳳大地震(はくほうおおじしん)[1]、あるいは天武地震(てんむじしん)とも呼ばれる。




注釈

  1. ^ 西暦506年以前は日本暦が明らかでないため厳密に西暦には換算できないとする見方もある。
  2. ^ かつて壬申の乱のあった672年弘文天皇元年、翌年(673年)を天武天皇元年とする見方もあり、白鳳地震発生を天武天皇十二年と記載する史料も存在するが(『大日本地震史料』)、現在では『日本書紀』の記述通りとするのが一般的である(『地震の事典』)。
  3. ^ 漢文で「人定」とは人の寝静まる頃、すなわち20時頃を指すが、「ゐのとき」(亥の時)と読めば22時頃を指す。
  4. ^ 「頃」は(しろ)と読み、当時の5に相当し、1坪は高麗尺(現在の1.1736尺、0.3556m)で36平方尺である(『鯰のざれごと』)。1頃 = 22.77m2。中国で使用されていた単位「」(10,000坪、45,530m2)とは異なる。
  5. ^ 具体的に伊豆大島西岸の新島村、野増村が噴火で増大した陸地とする説もある(『大日本地震史料』)。

出典

  1. ^ a b 今村明恒(1941) 今村明恒(1941): 白鳳大地震, 地震 第1輯, Vol.13, No.3, 82-86.
  2. ^ a b 小山真人(2008) (PDF) 小山真人 「東海地震はどんな地震か?684年白鳳南海地震-伊豆諸島の噴火を誘発?-」『地震防災』 学術図書出版、2008年
  3. ^ 森博達 『日本書紀の謎を解く -述作者は誰か』 中公新書、1999年
  4. ^ 河鰭公昭(2002) (PDF) 河鰭公昭, 谷川清隆, 相馬充(2002): 日本書紀天文言己録の信頼性, 国立天文台報, 第5巻, 145-159.
  5. ^ a b 高木金之助編、沢村武雄 「五つの大地震」『四国山脈』 毎日新聞社、1959年
  6. ^ a b 沢村武雄 『日本の地震と津波 -南海道を中心に-』 高知新聞社、1967年
  7. ^ Kawasumi(1951) 有史以來の地震活動より見たる我國各地の地震危險度及び最高震度の期待値,東京大學地震研究所彙報. 第29冊第3号, 1951.10.5, pp.469-482
  8. ^ 宇佐美龍夫(1996)による推定値M81/4を四捨五入した値。- 宇津徳治、嶋悦三、吉井敏尅、山科健一郎 『地震の事典』 朝倉書店、2001年
  9. ^ 橘徹(2011) (PDF) 橘徹(2011): 堆積物から読み解く津波現象, 平成23年度中国地方建設技術開発交流会
  10. ^ a b 石橋克彦(1999) 石橋克彦(1999): 文献史料からみた東海・南海巨大地震, 地學雜誌, Vol.108, No.4
  11. ^ a b 今村明恒 『鯰のざれごと』 三省堂、1941年
  12. ^ a b 寺石正路 『土佐古今ノ地震』 土佐史談会、1923年
  13. ^ 大森房吉(1918): 日本噴火志, 震災予防調査会報告, 86.
  14. ^ 早川由紀夫(1993) 早川由紀夫(1993): 史料に書かれた浅間山の噴火と災害, 火山, 43巻, 4号, 213-221.
  15. ^ 閲覧検索画面 [古代・中世]地震・噴火史料データベース(β版)
  16. ^ 宇佐美龍夫 『日本の歴史地震史料 拾遺 二』 東京大学地震研究所編、2002年
  17. ^ 石見銀山三瓶山秘抄』
  18. ^ 東京大学地震研究所 『新収 日本地震史料 補遺』 日本電気協会、1989年
  19. ^ 三瓶山Web 浮布池
  20. ^ 宇佐美龍夫 『日本の歴史地震史料 拾遺』 東京大学地震研究所編、1999年
  21. ^ 間城龍男 『宝永大地震 -土佐最大の被害地震-』 あさひ謄写堂、1995年
  22. ^ 寒川旭 『地震の日本史 -大地は何を語るのか-』 中公新書、2007年
  23. ^ 都司嘉宣、岡村眞、松岡裕美、後藤智子、韓世燮(2002) : 「三重県尾鷲市大池、および紀伊長島町諏訪池の湖底堆積層中の歴史・先史津波痕跡について」『月刊地球』24, 10, 743-747.
  24. ^ 「連動型地震:1300年前も 南海・東南海、周期解明手掛かり-産総研調査」毎日新聞、2011/9/8、夕刊
  25. ^ 1300年前の津波、高校生が発見 南海トラフ震源、静岡到達 朝日新聞デジタル 記事:2014年1月12日 閲覧:2014年1月14日
  26. ^ 藤原治(2013) (PDF) 藤原治, 青島晃, 北村晃寿, 佐藤善輝, 小野映介, 谷川晃一朗, 篠原和大(2013): 元島遺跡周辺(静岡県磐田市)で見られる4世紀から中世にかけての津波堆積物, 歴史地震, 28号, 145.
  27. ^ 相原嘉之(1995): 飛鳥地域における地震の痕跡--酒船石遺跡と白鳳南海地震, 古代学研究, 第131号, p36-39.
  28. ^ 寒川旭 『揺れる大地 日本列島の地震史』 同朋舎出版、1997年
  29. ^ 松岡裕美(2007) (PDF) 松岡裕美, 岡村眞, 岡本直也, 中野大智, 千田昇, 島崎邦彦(2007): 津波堆積物に記録された南海地震の繰り返し間隔, 日本地球惑星科学連合2007年大会予稿集, S141-P037.
  30. ^ 岡村眞(2012) (PDF) 岡村眞(2012): 岡村眞委員提供資料, 南海トラフの巨大地震モデル検討会, 第2回会合
  31. ^ 震災予防調査会編 『大日本地震史料』 上巻、丸善、1904年


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