白衣高血圧
(白衣症候群 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/18 08:31 UTC 版)
白衣高血圧(はくいこうけつあつ、英: white-coat hypertension)は、病院の診察室などで一過性の高血圧が計測される状態である。仮面高血圧とは反対の概念ともいえる。ストレスに対する一種の過剰反応といえる[1]が、初診時の一過性血圧上昇はこの症候概念からは除外される[1]。白衣症候群、ホワイトコート症候群、白衣現象とも呼ばれる。かつては無害な状態であるとされて来たが、基礎疾患を有する一部の白衣高血圧者は臓器血流の調節機能障害や動脈硬化が進展していると考えられうる[2]ため、高血圧の予備軍と見なされることもある[1]。
- ^ a b c d e f g 桑島巌、「白衣高血圧」 『日本内科学会雑誌』 1999年 88巻 2号 p.241-246, doi:10.2169/naika.88.241, 日本内科学会
- ^ a b c d e f 江口和男, 苅尾七臣, 島田和幸、「白衣高血圧の診断基準」 『日本内科学会雑誌』 2003年 92巻 2号 p.202-207, doi:10.2169/naika.92.202, 日本内科学会
- ^ 小林和裕、「【原著】閉経後高血圧の診断方法と治療法の検討」 埼玉医科大学雑誌 2003年 30巻 1号 p.51-60, doi:10.24689/sms.30.1_51
- ^ POINT 2a【白衣高血圧】 (第2章 血圧測定と臨床評価) | Mindsガイドライン 日本医療機能評価機構
- 1 白衣高血圧とは
- 2 白衣高血圧の概要
- 3 外部リンク
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