白子

実用日本語表現辞典

白子

白子（しらこ）とは、魚類の精巣を指す言葉で、食材の一つでもある。特にタラやフグ、アンコウなどの白子は、その独特の食感と淡白な味わいから日本料理でよく用いられる。白子は、焼き物や揚げ物、鍋物など様々な料理に適しており、また、酒の肴としても愛されている。

（2023年9月29日更新）

白子

読み方：しらこ

白子（しらこ）は、主に食材としての、魚の精巣のこと。タラ、タイ、フグ、アンコウなどの白子が食材として一般的。特にマダラ（真鱈）の白子は「キク」と呼ばれる。産卵期をひかえた冬の白子が旬であり最も美味とされる。舌触りは滑らかで、コクのある濃厚な味わい。珍味。希少部位であり、高級食材である。茹でてポン酢をつけて食べたり、鍋や味噌汁の具にしたりといった食べ方が一般的。焼いても天ぷらにしてもイケる。

魚類の精巣（白子）に対して、魚類の卵巣は「真子」（まこ）という。タラの場合は卵巣を特に「たらこ」という。

（2020年9月12日更新）

デジタル大辞泉

しら‐こ【白子】

読み方：しらこ

１ 雄の魚の腹にある乳白色をした精巣。タラ・アンコウなどのものは食用にする。

２ 先天的にメラニン色素が欠乏していて、皮膚・粘膜・頭髪などが白色である個体。アルビノ。しろこ。

タラの白子

しら‐す【白子】

読み方：しらす

１ カタクチイワシ・マイワシ・イカナゴ・ウナギ・アユなどの稚魚。体は透明。

２ 「白子干し」の略。

しろ‐こ【白子】

読み方：しろこ

「しらこ2」に同じ。

難読語辞典

白子

読み方：シロコ（ｓｈｉｒｏｋｏ）

人間や動植物でメラニン・葉緑素などの色素を欠き全身白色となった突然変異体

白子

読み方：シラコ（ｓｈｉｒａｋｏ）

魚の精巣

白子

読み方：シラス（ｓｈｉｒａｓｕ）

シロウオの別称

生物学用語辞典

アルビノ

同義/類義語：白子, 色素沈着減少
英訳・(英)同義/類義語：albino, Albinism

色素産生欠損変異体で体色は白い

「生物学用語辞典」の他の用語

現象や動作行為に関連する概念：

アポトーシス  アミノ酸翻訳効率  アメーバ運動  アルビノ  アレルギー  アレロパシー  アロイオゲネシス

短編小説作品名辞典

白子

作者内田百閒

収載図書冥途・旅順入城式
出版社岩波書店
刊行年月1990.11
シリーズ名岩波文庫

収載図書冥途
出版社福武書店
刊行年月1994.1
シリーズ名福武文庫

収載図書内田百閒集成 3 冥途
出版社筑摩書房
刊行年月2002.12
シリーズ名ちくま文庫

動物名辞典

白子

読み方：シラス（ｓｈｉｒａｓｕ）

イワシ類，アユ、ウナギ、アナゴ等の仔魚名

季語・季題辞典

白子

読み方：シラス（ｓｈｉｒａｓｕ）

魦、真鰯、片口鰯などの幼魚に、白魚や鮎の幼魚まで混じったのを、浜で干しあげたもの

季節 春

分類 人事

地名辞典

白子

読み方：シラコ（ｓｈｉｒａｋｏ）

所在 埼玉県飯能市

白子

読み方：シロコ（ｓｈｉｒｏｋｏ）

所在 三重県鈴鹿市

白子

読み方：シラコ（ｓｈｉｒａｋｏ）

所在 埼玉県和光市

白子

読み方：シラコ（ｓｈｉｒａｋｏ）

所在 千葉県南房総市

白子

読み方：シロコ（ｓｈｉｒｏｋｏ）

所在 福島県岩瀬郡天栄村

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

駅名辞典

白子

読み方：シロコ（ｓｈｉｒｏｋｏ）

所在 三重県(近畿日本鉄道名古屋線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

JMnedict

白子

姓	読み方
白子	しらこ
白子	しらね
白子	しろこ
白子	はくし
白子	はくね

ウィキペディア

白子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/22 14:01 UTC 版)

白子（しらこ、しろこ、しらす、はくし）

Weblio日本語例文用例辞書

「白子」の例文・使い方・用例・文例

• 白子のインド象
• 白子鳩という鳩
• 白子干しという食品