白ポスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 06:31 UTC 版)
白ポスト(しろポスト)は、日本において有害図書の投入を呼び掛ける白い箱である。広場のゴミ箱や列車の網棚に捨てられたポルノ雑誌などを投入し、子供の目に触れないようにするため駅前に設置される[1]。同じような投函口のある郵便ポストが赤いことから、それに対して名付けられた[2]。
注釈
- ^ 1970年頃には永井豪の『ハレンチ学園』 の影響で「モーレツごっこ」と呼ばれるスカートめくりが小学校で流行し、社会問題となった[1]。
- ^ 朝日新聞 1966年5月25日 「悪書、家へ持ち込まないで」で、山手線巣鴨駅における「白いポスト」の設置が報じられており、この頃には「目新しく、歓迎すべきもの」であったことがわかる。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 風きよし「住宅街を歩く」『古今東西 風俗散歩 歩いて知る日本の大衆文化史』トランスワールドジャパン、2012年5月30日、136-141頁。ISBN 4862561004。
- ^ 町田忍「駅前・森羅万象」『現代風俗 駅前観測 数えてみればこんなに分かる』新宿書房、2009年12月24日、106-108頁。ISBN 9784880084039。
- ^ a b c 毎日新聞 (宮崎地方版): p. 20. (2006年1月24日)
- ^ a b c 読売新聞 (東京本社-茨城東版): p. 23. (2009年10月11日)
- ^ 朝日新聞 (東京地方版): p. 14. (1966年10月1日)
- ^ 朝日新聞 (大分全県版): p. 31. (2008年4月12日)
- ^ 毎日新聞 (福島地方版). (2006年8月28日)
- ^ 高崎市防犯・青少年課: “青少年補導センター│高崎市”. 2015年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月10日閲覧。
- ^ 内閣府: “平成22年度「青少年の非行・被害防止全国強調月間」の取組結果について 08:茨城県” (PDF). 2013年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月10日閲覧。
- ^ 内閣府: “平成25年度「青少年の非行・被害防止全国強調月間」の取組結果について 14:神奈川県” (PDF). 2015年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月10日閲覧。
- ^ 毎日新聞 (東京本社-群馬地方版): p. 23. (2008年2月3日)
- ^ withnews編集部. “「白ポスト」王国、長崎の特殊事情 「有害図書」回収に同行してみた”. withnews.jp. 2020年6月22日閲覧。
- ^ https://whitepost.hateblo.jp/entry/whitepostnews220703
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