疾しとは? わかりやすく解説

と・し【利し/鋭し/疾し/敏し】

読み方:とし

[形ク]

(利し・鋭し切れ味がよい。鋭い。

「剣大刀(つるぎたち)諸刃(もろは)の—・きに足踏みて死なば死なむよ君によりては」〈・二四九八〉

(疾し)

勢い激しい。

ぬばたまの夜さり来れば巻向(まきむく)の川音高しも嵐かも—・き」〈万・一一〇一〉

速力早い迅速である。

「足—・き御馬移鞍(うつし)置きて」〈源・夕霧

時期早いまた、時間の経過早い

「春や—・き花や遅きと聞き分かむ(うぐひす)だにも鳴かずもあるかな」〈古今・春上〉

うすもの表紙は—・く損ずるがわびしき」〈徒然・八二〉

敏し)頭の働きなどが機敏である。賢い。

「心—・きものにて、ふと思ひ寄りぬ」〈源・





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