略帽
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「軍服 (ドイツ国防軍海軍)」の記事における「略帽」の解説
海軍の略帽は1940年に導入され、水兵帽に取って代わった。海軍略帽は海軍の紺色であり、海軍の金色鷲章と国家色の円形章(コカルデ)が付く。またUボート乗員の略帽には戦隊、およびパーソナル・マークを模してバッジが付けられる。 略帽を被るU-129付き軍医大尉アルミン・ヴァンデル
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略帽
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「制服 (ナチス親衛隊)」の記事における「略帽」の解説
制帽の代わりに用いられた略帽である。正式名称はクラッシュキャップと同じく野戦帽(Feldmütze)である。船のような形なので「小舟(Schiffchen)」という愛称があった。日本では一般に略帽と呼ばれている。 SSで最初に略帽が制定されたのは1934年だった。特務部隊の下士官兵士用にアースグレーの野戦服用に制定された。1935年には黒服用の黒い略帽も登場した。こちらはクレッツヒェンに代わるものとしての導入であった。その後、アースブラウン野戦服やフィールドグレー野戦服用の同じ色の略帽も登場した。これらの略帽は折り返し部分の前部をえぐったような陸軍の略帽に似た形状である。正面に浮彫の髑髏が入ったボタンがついており(このボタンは1935年に定められた。それ以前は無地か石目柄)、左側面部分に鷲章が入っていた。1939年末に兵科色がSSに導入されると陸軍と同様に略帽の前部に山型のパイピング(Soutache)を付けるようになった。 1940年からは新型略帽が導入された。こちらの略帽は空軍の略帽のような流れる形状であり、鷲章とボタンではない髑髏帽章を正面につけた。 1943年以降は下記の規格野戦帽に取って代わられた。 黒略帽をかぶるSS兵たち(1936年ベルリンオリンピック) 陸軍型略帽(エルンスト・ヘウスラーSS少佐) 空軍型略帽 空軍型略帽(左) 空軍型略帽 空軍型略帽の側面
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略帽
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「軍服 (大日本帝国陸軍)」の記事における「略帽」の解説
将校准士官略帽を着用した陸軍中将。安達二十三 将校准士官略帽 将校准士官略帽を着用した見習士官たる陸軍曹長。小野田寛郎 略帽を着用した将兵 略帽を着用した下士官兵 従来試験されており、事実上制式に近い存在として部隊に支給され広く用いられていた戦帽が略帽として制式制定された。なお、軍帽は儀式・外出・常勤・演習などで従来通り使用される。 鉄帽の下に被っても邪魔にならないよう、目庇は45mmと短いものとなった。一般の将校准士官下士官兵は横幅26mmの星章(台地について規定はない)、「近衛の称呼を冠する近衛師団の軍隊に属する者」は星章の周囲を桜葉が囲む形状で横幅50mm、縦38mmの帽章を付した。星章自体の地質は将校准士官も下士官兵と同じく黄羅紗製とされたが、金線や黄絹製の星章も広く用いられた。
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略帽
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略帽(りゃくぼう)は略式制帽(りゃくしきせいぼう)とも呼ばれる制帽の一種で、名前の通り広義には何らかの目的で装飾や意匠を簡略化した制帽全般を示す。 特定の作業用に機能性を重視して規定された制服は作業服と呼ばれ、制服と区別されることもある。作業服に合わせて制定される機能性に優れた構造の帽子が作業帽と呼ばれるが、作業帽はあくまで特定作業時にのみ被るものとされ、服務規程上の特記がない限りは接客・儀礼時には着用が許されない場合が多い。 一方略帽は作業帽に似た利便性と機能性を持ちながらも、作業帽とは異なり簡略化された制帽として正規の制帽(主に官帽である場合が多い)と同様の所属・階級の識別性などを有している場合が多いため、接客・儀礼時にも着用が許される場合が多い。 このように、略帽は正規の儀礼でも用いられる格式を与えながらも、製造に掛かるコストや物資が儀礼帽や官帽よりも節約できるため、特に戦時体制下では略帽を大量生産して着用を奨励することで、結果的に正規制帽の官帽をほぼ被らなくなることもある。アメリカ軍ではギャリソンキャップが略帽の代表格である。アメリカのギャリソンキャップは占領軍がよく被っていたため、日本人にとっては米軍の象徴のような印象がある帽子である。ドイツ国防軍やナチス親衛隊では野戦帽(Feldmütze)が略帽だった。第二次世界大戦後期には統一規格野戦帽(Einheitsfeldmütze)という全軍共通のバイザー付きの物も登場している。日本で一般的に略帽として連想される帽子は旧日本軍で略帽として制定された戦斗帽(戦闘帽)と呼ばれる様式のものが多く、それがそのまま略帽と呼ばれる場合もある。
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