甲斐武田氏とは? わかりやすく解説

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武田氏

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 08:38 UTC 版)

武田氏(たけだし)は、武家士族だった日本氏族清和源氏の一流・河内源氏の一門源義光を始祖とする甲斐源氏宗家であり、平安時代末から戦国時代にかけて栄えた。鎌倉幕府の有力御家人室町幕府守護大名を経て、戦国時代には戦国大名化し、武田晴信(信玄)の代に中部地方に大きく領土を広げたが、勝頼の代の1582年織田信長により滅ぼされた[2]江戸時代には庶家だけがわずかに残り、維新後には士族となった[3]


注釈

  1. ^ 西川広平「南北朝期 安芸・甲斐武田家の成立過程について」は、武田信春は足利尊氏近臣としての功績から祖父の武田信武の死後に甲斐守護職に任じられたとして、信成の守護職在職の事実を否定している。
  2. ^ 穴山信君の嫡男で武田信玄の外孫、武田宗家の名跡を相続。
  3. ^ 徳川家康の五男で武田氏家臣・秋山虎泰の外孫、武田宗家・穴山家の名跡を相続。
  4. ^ 高家肝煎。陸奥守山藩主・松平頼亮の三男、徳川家康の六世の孫。
  5. ^ 旗本・遠山景高の五男。
  6. ^ 高家・織田長裕の子。
  7. ^ 一般的に守護は国単位(分国)で置かれるが、何らかの事情により単位(分郡)で置かれた場合に分郡守護と呼ばれる。役務自体は、通常の守護と同じである。ただし、近年の研究では分郡守護の存在を否定する説も出されている。
  8. ^ 若狭武田氏・武田元光の子。
  9. ^ 実は川島六郎兵衛吉惟弟川嶋徳左衛門某の嫡男
  10. ^ 実は川村伴五郎楠永の二男
  11. ^ 林正真の養子となる。
  12. ^ 木村周直の養子となる。
  13. ^ 実は先代武之の末弟。

出典

  1. ^ a b c d 『姓氏』(丹羽基二著作/樋口清之監修)および『旧事記』、『和名抄』より。
  2. ^ 百科事典マイペディア『武田氏』 - コトバンク
  3. ^ a b c 松田敬之 2015, p. 424.
  4. ^ 川合康『源平の内乱と公武政権』吉川弘文館〈日本の中世3〉、2009年。 
  5. ^ 守隨本店の歴史
  6. ^ 武田氏研究の研究史については、秋山敬「文献からみた武田氏研究」『武田氏研究』(第21号、1999年)、のちに増補して『甲斐武田氏と国人』(高志書院、2003年)に収録。文献目録には海老沼真治「武田氏関係研究文献目録 1983 - 2007年」平山優・丸島和洋編『戦国大名武田氏の権力と支配』(岩田書院、2008年)がある。
  7. ^ 網野善彦「鎌倉時代の甲斐国守護をめぐって」『武田氏研究』第8号、1991年。 
  8. ^ 柴辻俊六「戦国大名自筆文書の考察-武田信玄を事例として-」『山梨県史研究』5号、1997年、pp.79-100。 
  9. ^ 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館編集発行 『企画展示 大ニセモノ博覧会 ー贋造と模倣の文化史ー』 2015年3月10日、pp.50-57。
  10. ^ 西谷大編著 『見るだけで楽しめる! ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史』 河出書房新社、2016年10月20日、pp.58-70、ISBN 978-4-309-27767-7
  11. ^ 黒田基樹「鎌倉期の武田氏」『地方史研究』211号、1988年。 /所収:木下聡 編『若狭武田氏』戎光祥出版〈シリーズ・中世西国武士の研究〉、2016年。ISBN 978-4-86403-192-9 
  12. ^ 西川広平「南北朝期 安芸・甲斐武田家の成立過程について」『中央大学文学部 紀要』史学65、2020年。 /所収:西川広平 編『甲斐源氏一族』戎光祥出版〈シリーズ・中世関東武士の研究〉、2021年。ISBN 978-4-86403-398-5 
  13. ^ a b 福井県立若狭歴史博物館 編『若狭武田氏の誇り』2017年、8-10頁。 
  14. ^ 和氣俊行「松前氏祖武田信広の出自について : 従来の説の再検討と新しい可能性の提示」『国際日本学』第1巻、法政大学国際日本学研究所、2003年10月、49-73頁、doi:10.15002/00022559hdl:10114/00022559ISSN 1883-8596CRID 1390009224830454144 
  15. ^ 丸島和洋 著「甲斐に下向した奉公衆武田氏について」、戦国史研究会 編『戦国期政治史論集 東国編』岩田書院、2017年。ISBN 978-4-86602-012-9 
  16. ^ a b c 徳島大学附属図書館蔵『蜂須賀家家臣成立書并系図
  17. ^ a b 高澤等『家紋の事典』東京堂出版、2008年。 
  18. ^ 武田家系図については近年系譜資料論の観点から諸系図の資料的性格が検討され、(西川広平 2008)、峰岸純夫・入間田宣夫・白根靖大編『中世武家系図の史料論』(下巻、2007年、高志書院)、(西川広平 2009)などがある。





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